ゴルフ練習場とゴルフコースでの意識、間違えていませんか?

NICE ON 2月号【Vol. 412】


今回は、練習場とコースでの「取り組みと心構え」を確認し皆さんの練習をもっと効率良くして、スコアアップに繋げて頂きたいと思います。

私はよく、コースに行って来た方に「どうでしたか」と尋ねると「練習だと思って色々やりました~」こんなコメントをされる方がおられます。
レッスンを受けたり、練習熱心な方はおそらくいろんな課題があることと思います。
課題を持つことはとても大切なことです。しかし、スイングにおける注意点の改善をコースで行なうことはとても大変です。
練習場で習ったことをコースで試したい気持ちは良く分かるのですが、練習場とコースではあまりにも条件が違います。
それでは、練習場とコースではどの様に気持ちを切り替えたらよいのでしょうか。

ゴルフ練習場での心構え

練習場はどの様な心構えが必要と思いますか。
練習場にいるとよく耳にするのが「当りが悪い」「芯で捉えていない」などです。
つまり多くの方が芯で当てる事を練習しているようです。芯にボールが当たるかどうかは、重心の位置やクラブのリリースポイントが大切になります。練習場では、結果として芯で捉える動きを学び練習すべきだと考えます。
ある程度でよいので先ずは身体の構造、特に骨組みのイメージを描いてください。
その上でどの様にこの骨組みを動かしていくかをイメージして、イメージ通りの動きになるように練習をすべきです。

ゴルフコースでの心構え

コースに行かれる時皆さんは、どの様な準備をしていかれますか?
つまり、どの様な計画を立てますか?スコアの目標は?コースに出られたらホールごとにコースをしっかりと把握しようと努めていますか?コースをしっかり読めていますか? などなど・・・・
他にグリーン上での読みやグリーン周りの状況判断、クラブ選択・・・
コースに行ってやらなければいけない事を出来るだけしっかりと行うことでスコアメイクが出来るようになってきます。
それから、何よりも大切なことは今の状況を肌で感じることです。風や斜面の状態を肌で感じ身体で表現する。上手く打てるかどうかより斜面やコースともっと仲良くなろうとすることがとても大切です。

志村 博康プロ(しむら ひろやす)

 志村 博康プロ(しむら ひろやす)

スイングファクトリー代表。高校卒業後アメリカ・サンディエゴに渡米し、USPGAプロのパトリック・E・ショウ氏に師事し、最新のゴルフ理論を学ぶ。カリフォルニアミニツアーにも参戦。京都初のTPI(Titleist Performance Institute)認定プロコーチ。メディカル、フィジカル、テクニカルにおけるゴルフのスペシャリストとして世界基準認定を取得しております。
現在、よしみねゴルフクラブ(京都市西京区)にて完全個人指導にこだわったマンツーマンレッスンを実施。

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