株式会社シミズテック 専務取締役

澤田 良樹さん
Yoshiki Sawada

NICE ON 5月号【Vol. 451】

今回のゲストは株式会社シミズテック専務取締役 澤田良樹さんです。同社は株式会社神戸製鋼所をはじめとした大手製鋼メーカーの協力会社として、主に金属材料の研究開発に必要なあらゆるテストピース(試験片)の製作・加工及び材料試験などまさに縁の下の力持ち的な役割を担っておられます。お取引先とのお付き合いのために始められたご趣味のゴルフはどちらかと言えばエンジョイ派とのことで、今もお取引先やご家族、ご友人などと楽しんでおられるご様子でした。年齢を感じさせない若々しいスタイルと笑顔が魅力的な方でした。

取材日:2020年3月26日/場所:株式会社シミズテック


株式会社シミズテックについて

事業内容についてお聞かせください。

澤田 私どもの会社は1931年に神戸製鋼所に勤めていた創業者が独立して設立した会社です。当初は神戸製鋼所の専属下請け工場として事業を開始しましたが、戦後、神戸製鋼所の中央研究所からテストピース(試験片)加工の依頼を受けることができました。このことはとても大きなポイントで、研究所では様々な材料を開発するので、その材料がどの程度の強度があって、どの程度の曲げ強度があるか、疲労強度があるかというテストをしながら研究を進めていくわけですから、60年以上に渡り研究開発の施策に用いるあらゆる特殊合金や新素材を加工する技術を蓄積することができました。

試験片というのはどのようなものでしょうか?

澤田 製鋼メーカーさんで作られる製品がJIS規格などの基準に合致しているかどうか強度や素材の性質を調べる試験のために、同じ材料で製作された小片のことです。弊社ではそれぞれの試験片に課せられている重要な加工ポイントをセクションごとの職人が熟知し正確な試験結果が得られるための最適な加工方法により外観だけでは比較できない信頼性の高い試験片を製作しています。

御社の場合、長年にわたって培われたノウハウがありますのでお取引先からの信頼も厚いのではないでしょうか。

澤田 ありがとうございます。また1982年には材料試験センターを新設し、自社で製作した試験片を同センターで引張試験、疲労試験、ミクロ観察等のサービス業務を開始し、試験片の製造から材料試験までワンストップで迅速な試験結果取得できるようお客様のニーズにお応えしています。2013年にはISO/IEC17025、2014年にはNadcapという国際規格の認定も取得しました。さらに、1995年には医療用具製造の許可を受け、足の不自由な方のための大腿骨に挿入するインプラントやその周辺部品、手術道具など、大手医療メーカーの研究開発に試作段階から参画しています。

少々私どもには理解が難しい事業内容ですが(笑)、これからの時代に必要不可欠な、まさに縁の下の力持ち的な企業であることは理解できました(笑)。

上段)㈱シミズテック取り扱い商品の一部  下段)社屋外観

ゴルフライフについて

それではここからは澤田さんのゴルフライフについてお伺いします。ゴルフを始められたのはいつ頃でしたか?

澤田 30歳の頃だったと思います。

きっかけはどのようなことだったのでしょうか?

澤田 仕事柄取引先とのお付き合いが多く必要に迫られて始めたという感じです。「ゴルフもできない人間は仕事もできない」という方がおられて(笑)、ゴルフを全く知らないような者たちまで始めさせられました(笑)。

40年前はサラリーマンの必須アイテムでしたからね(笑)。初ラウンドの思い出はございますか?

澤田 ラウンド内容については覚えていないのですが、確かジーパンをはいて行ったような記憶があります(笑)。

コースへその格好で行かれたのですか?

澤田 そうです(笑)。その当時は何も知らなかったので今から考えるとなんということをしたんだと思います(笑)。

当時はかなり行かれていたのでしょうね。

澤田 いえいえ、コンペに参加する程度でしたので、年間30回くらいでした。

現在はどのようなゴルフライフを送られているのでしょうか?

澤田 まず、神友会という神戸製鋼の方たちとの集まりがあって、そこで定期的に行われるコンペに参加しています。これが年3回くらいです。それから息子二人と私とで澤田会というものをつくり(笑)、年2回程度私のメンバーコースであるキングスロードゴルフクラブへ行っています。ちなみにエントリーも私で費用も私が支払い担当です(笑)。

いいお父様ですね(笑)。どうか末永くお孫さんの代まで続けてください(笑)。

澤田 孫の代までは年齢的に無理ですよ(笑)。

キングスロードGCのメンバーとのことですが何年前に入られたのですか?

澤田 20年くらい前でしょうか。弊社の会長が会員権を持っていて、それを譲り受けたという形です。

キングスロードGCの気に入っておられるところをお聞かせください。

澤田 比較的ラウンドしやすいことでしょうか。特に難関コースでもないのでお客様をお連れしても満足して帰っていただけるのはありがたいです。

兵庫県はいいゴルフ場がたくさんありますので、恵まれていますね。
様々なゴルフ場でラウンドされておられると思いますが、今までのベストスコアをお聞かせください。

澤田 92です。場所は覚えていません(笑)。

ホールインワンのご経験はありますか?

澤田 ありません。かすったこともありませんし、そもそもグリーンにもなかなか乗らない(笑)。

練習などにはよく行かれる方ですか?

澤田 あまり行きませんね。だから上手くならない、困ったものです。最近、倉本昌弘プロが監修するゴルフスイング専用の練習器具で「ワンスピード」というのがあるんですが、それを使って練習しています。シャフトの「しなり」「もどり」が身体で感じることができ、打つポイントがよくわかってすばらしいです。飛距離も10ヤードくらい伸びたような気がします(笑)。

お得意のクラブはありますか?

澤田 得意のクラブはありません(笑)。しいて言えばパターでしょうか。なぜかというとOBはないし、短いパットも入りませんが大きなミスもしませんからね(笑)。パターはベッドのそばにパターマットを置いて気が付いたときに練習しています(笑)。それからウッドのバッフィーも好きです。あまり飛びませんが・・・(笑)。

ゴルフを始められてよかったことはどのようなことでしょうか?

澤田 やはり人間関係が広がったことです。私たちの年代は皆さん定年退職をされているのですが、ゴルフで繋がった人間関係はずっと続いています。

ただ、私たちの若い頃に比べて今の若い方たちはゴルフをあまりされないようです。どうすればいいとお考えですか?

澤田 やはりゴルフにはルールが多く、それが堅苦しさにつながっているのかもしれません。私たちはそれに慣れていますが若い方たちには窮屈なイメージがあるのかもしれません。あとは他のスポーツに比べて若い方たちにとっては費用がかかるということでしょうか。

おっしゃるようにもう少しシンプルなルールでお手ごろな価格設定をということがポイントなのかもしれません。ところで澤田さんは年齢の割に体型がすっきりされていますが、何かされておられるのでしょうか?

澤田 筋力アップをめざして最近ジムに通い始めたんです。肩甲骨や肩を開く器具などを使って頑張っているんですが、疲れるのであんまり長続きしない(笑)。これではダメですね。ただ、通うようになって体調は良くなりました。

だからお腹も出ておられないのですね(笑)。

澤田 そんなことはないんですが、男ですから見栄えは良くしたいですね(笑)。若い頃から体型は気にしていましたが、ある本で読んだおなかを凹ます方法は心掛けています。とても簡単で、できるだけおなかを凹まして過ごすんです。歩いている時も、電車に乗っている時も意識しておなかを凹ますことによって、おなか周りの筋肉がその状態を自然に保つようになるそうです。元来、ものぐさなのですが、これだけは長続きしていますね。友人たちにも教えると皆さん効果があったそうですよ(笑)。

それはいいことを伺いました(笑)。私もやってみたいと思います(笑)。
最後になりましたが、今後の目標をお聞かせください。

澤田 ありふれたことかもしれませんが、80歳くらいまではゴルフをしたいと思います。車の運転ができるうちは続けたい。そのためにも頑張ってジムにも通いたいと思います(笑)。

どうか頑張ってください(笑)。
本日はありがとうございました。

株式会社シミズテック
https://shimizutech.co.jp/
専務取締役 澤田 良樹さん

Profile
神戸市在住
1946年3月23日生まれ(満74歳)
●ゴルフ歴  約44年
●所属コース キングスロードゴルフクラブ
●ハンデ  24.3(キングスロードゴルフクラブ)

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