ザ・会員権

NICE ON 3月号【Vol. 449】


個人は、値ごろ感のある中堅クラス、法人はランクアップ目指し老舗・名門クラスを購入!相場水準は模様眺めで一服の状態。動きは春のシーズン以降の若葉燃え立つ頃からに・・・。

ゴルフ会員権を取り巻く周辺環境は、政治・経済の不透明感に加え気候不順でプレーの興を削がれたのか、会員権まで気が向かないのが実情だろう。売り注文、買い注文とも大きな動きがなく、様子見の状態が続き、2月の1ヶ月が過ぎてしまった。

関西地区の会員権市場は、優良銘柄指数89.7、単純平均相場は82万円(145コース平均)で横ばい推移が続いている。それでも、年明けから2月中旬にかけては年越しの成約や春のシーズンに備えての購入で市場は賑わった。厳しい環境下でも入会希望は堅調に推移しているとの実感を抱かせる動きとなった。
個人の会員志向の高まりから、入会が容易な低額クラスに加え、150~200万円の値ごろ感のある中堅クラスに問い合わせが増えて来た。個人では、ワンランク・アップのコース選考が目立っている。法人も3月の決算期を視野に名門・老舗回帰で接待需要・資産性を軸にランクアップをめざす傾向がはっきりと見て取れる。

個人では、クラブライフを求める考え方が定着しつつある。コースの良さ、アクセスの利便性も選択ポイントだが、長くゴルフを楽しみたいというニーズからの選考が強い。入会希望が多いのは、プレー本位のお手ごろ価格帯とゆったりクラブライフを過ごすための優良コースに二分されているのが実際だ。相場の座標軸は、売り注文先行で入会希望が消化しきれない会員権が滞留しているように見えるが、高額クラスなどは売り希望値と入会(買い)希望値の価格に大きな隔たりがみられ、成約に至らない構図(ケース)が多い。入会希望は根強く、潜在力は依然衰えていない。

市場で入会希望の多く出ている銘柄、動きからみた弊社の専門スタッフの推奨コースは、次の通り。
兵庫県では、花屋敷GC、有馬ロイヤルGC、小野グランドCC、オリムピックGC、キングスロードGC、大宝塚GC。大阪府では、枚方CC、天野山CC(ロイヤル)、茨木国際GC、阪奈CC、伏尾GC。京都府では、日清都CC、宇治CC(募集含む)、京都GC、城陽CC、亀岡CC。滋賀県では、タラオCC、彦根CC。奈良県では、飛鳥CC、オークモントGC、KOMA CC、奈良国際GC。和歌山県は、動きが少なく、変動もほとんどない。
このほか、募集中のコースの情報も多く、自分にあったコース選びには絶好機が続いている。例年2月は春高相場を形成するが今年は、大きな変動は見られなかった。売買の活発化が予想される春のシーズン以降に相場が動くと見られるため早目の手当てが必要だろう。

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