ギャラリースタンド

NICE ON 4月号【Vol. 450】


どこまで伸びる!?ホールインワンの最高齢記録。
100歳で15回目のエース達成。ゴルフは健康寿命を延ばす秘訣か。

ゴルフを嗜むものなら達成してみたい記録に、ホールインワン、アルバトロス、エージシュートがある。その中で、偶然性の高いのは、ホールインワンとアルバトロスだ。
今号は、そのホールインワンに関する記録・データについて調べてみた。
先日、アメリカはアリゾナ州の地元紙に「100歳で15回目のホールインワン達成」という話題が取り上げられた。達成したのは、H・B ”ブーツ”クラウン氏。トランプ大統領から100歳の誕生日カードを受け取った直後の達成でもあっただけに話題になったものだ。
エース達成の舞台は、キャニオン・メサCC(米アリゾナ州セドナ、全米トップ19位のショートコース)。7番ホール(80ヤード)を7番アイアンのパンチショットでややオーバー目だったが、バックスピンで見事カップイン。ブーツ氏は、75歳のときテニスで優勝経験を持つほどのスポーツ万能だが、現在の生きがいはゴルフ、「長生きの秘訣さ」と公言しているという。

そこでホールインワンに関するデータから、達成確率についてさまざまなデータがあるが、平均的なアマチュアゴルファーで、1/12,000、上級者で1/5,000(米国ゴルフダイジェスト誌)とされる。1ラウンドにパー3が4つあるとすると、平均的なアマチュアゴルファーで3,000ラウンドに1回、上級者で1,250ラウンドに1回となる。ということは、平均的な一般アマチュアが達成する確率は約2,000~2,500ラウンドに1回、仮に年間50ラウンドしたとしても2,000ラウンドするには40年かかる計算。因みにPGAツアープロでは、1/3,756、 約900ラウンドに1回となる。
また、最多記録保持者は、ノーマン・マンレー氏の59回(2ホール連続のエースも達成)。最も長い記録として、マイケル・J・クローン氏の517ヤード(コロラド州・グリーンバレーランチGC,517Y/P5)がある。ちょっと考えられませんが、史実として記録に残っているそうです。
最年少は、クリスチャン・カーベンダ君の4歳と195日というものがある。

今回のアメリカの報道を受けて、最高齢の記録を調べてみると、ガス・アンドレオン氏の103歳というのがある。2014年12月17日に米フロリダ州で記録されたが、これは氏のゴルフ人生において、8度目のホールインワンという。
平均寿命が延び、高齢化がますます進む中、ゴルフでのスーパーシニアが続出している。
高齢者ゴルファーがこぞって口にするのは、「ゴルフと健康は切り離せない。」このフレーズだ。
景色を愉しみ、融通無碍のゲームに興ずる。記録を狙うのではなく、日常の記憶の中にとどめるプレー。そんなおおらかさがゴルフにはあるのだろう。

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