ギャラリースタンド

NICE ON 2月号【Vol. 448】


改革目白押しで、今年も熱いぞ!!女子プロゴルフ。
ツアーは、東京五輪の影響で2試合減、賞金総額は微減に。

日本女子プロゴルフ協会(LPGA)から、2020年の試合日程が発表された。それによると、レギュラーツアーは、東京五輪開催で、この期間開催される2試合が休止となり37試合に、賞金総額は1727万円少ない39億3500万円となった。ただ、昨年2億円だったアース・モンダミンカップとNOBUTA GROUPマスターズGCレディースがそれぞれ4000万円増額となり、ツアー史上最高額の2億4000万円となった。なお5大会で賞金総額がアップしたこともあり、総額としては微減にとどまった。
また、LPGAツアーに出場資格を持たない選手、新人育成やレベルアップを目指すLPGAステップ・アップ・ツアーは18試合が開催され、賞金総額は3億8000万円。
45歳以上の女子プロゴルファーが対象のレジェンズツアーは4試合が、LPGA新人戦は3試合が2年ぶりに復活する。
昨年のギャラリー数は前年度比22万人増の68万人を超えた。
シブコ効果もあったが、黄金世代の活躍で妍を競う大会や、熱戦が繰り広げられ新しいファン層が獲得できたことが大きい。また協会HPも4ヶ月連続の1億PV超えとなった。
さて、今年はプラチナ世代の参戦、有望新人の登場も期待され、さらなる盛り上がりが期待される。

第2の勝みなみが現れる可能性が狭まる?
LPGAがアマにも主催者推薦の上限を制限

そんな中LPGAは昨年末、2020年度トーナメント規約・規定の改定項目を発表した。それによると、アマチュア選手が主催者推薦で出場できる回数が年内で上限8試合に制限される。これまで、プロには上限8試合の制限が設けられていたものの、賞金を獲得しないことを理由にアマには制限がなかった。
しかし、一部のアマチュアが勉学に影響が出ていることに対して是正する必要があるとの声を受け、今回の決定になったという。過去、アマチュアの最多出場は2016年の勝みなみ選手の21試合だった。

2020年女子ツアーの主な変更点や概要

2020年女子ツアーの主な変更点や概要
 
3月5~8日のダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメントで開幕を迎え、11月26~29日のLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップで閉幕する。
リゾートトラストレディスは3日間から4日間競技に変更、15試合が4日間競技となる。センチュリー21レディスと北海道Meijiカップは、契約満了で休止に。大東建託・いい部屋ネットレディスは7月23~26日に移動。また、2つの大会名が変更される。3月の明治安田生命レディスヨコハマタイヤゴルフトーナメント、7月のサマンサタバサ&GMOインターネットガールズコレクション・レディーストーナメントがそれ。

関西地区近郊の試合開催日程

・4月10~12日 スタジオアリス女子オープン/花屋敷GCよかわコース(兵庫)
・6月11~14日 宮里藍サントリーレディスオープンゴルフトーナメント/六甲国際GC(兵庫)
・9月10~13日  日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯/JFE瀬戸内海GC(岡山)
・10月22~25日 NOBUTAGROUPマスターズGCレディース/マスターズGC(兵庫)
なお東京五輪は8月5~8日/霞ヶ関CC(埼玉)で開催される
 
男子プロの新星登場も期待されるが、シブコ効果の持続、鈴木愛の地固め、ニューヒロインの誕生への期待を見ると今年も女高男低の天気図には変わりがなさそう。男子復活の強いフォローの風を期待して止まない。今年も、会場に足を運んでプロの妙技に触れてみたいものだ。

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