令和2年 年頭所感
新年あけましておめでとうございます。
昨年はひとかたならぬご愛顧を賜りありがとうございました。
本年も変わらぬご支援、ご鞭撻をよろしくお願い申しあげます。
今年の干支は「庚子(かのえね)」、次の波を作り始める年と言われていますが、皆様にはお変わりなく平穏な年でありますよう祈念しております。
さて、ゴルフ界を取り巻く状況は、かなり厳しくなってきました。ピーク時であった20数年前と較べ、ゴルフ人口は半減したというデータも発表されています。大きな原因はプレーヤーの高齢化と若年層のゴルフ離れ、ビジネスステージ(接待需要)としてのゴルフ利用の減少など、社会状況の変化によるものです。ゴルフ会員権市場も需給関係で大きくこの波を受け、長期に亘り、閉塞な状態を余儀なくされています。
いまゴルフ業界に求められることは、若年層や団塊シニア層、さらにはジュニア、女性プレーヤー層の発掘、再発掘と並行して、ゴルフというスポーツでしか味わえない楽しさ、魅力を新しい視点でどのように訴求していくかを考え実行していくかだと思います。
女子プロ競技では渋野日向子選手の活躍で、シブコブームなるものをつくり、鈴木 愛選手を始め若手選手の活躍で、ゴールド世代対プラチナ世代という魅力ある構図ができ、新しいゴルフファンを創出しました。男子プロでもアマの金谷拓実選手など将来を嘱望されるニューヒーローが現れました。こういった選手に憧れるジュニアの育成も、ラグビーブームや他のスポーツ同様、ゴルフ人口を増加させる重要なファクターになるでしょう。そして、最も力点を置かないといけないことは、倶楽部のメンバーやビジターの利用を回復させる魅力ある企画の実践でしょう。ゴルフは、生涯スポーツとして定着してきました。健康維持・増進としての効用も浸透しています。広大なフィールドで開放感が味わえる唯一無二のスポーツです。この魅力を、幸福感をもっと多くの人たちに知ってもらうことこそ、ゴルフ界復興の鍵だと考えます。
当社もこうした考えに基づき、ゴルファーの皆様にご満足いただけるゴルフライフのご提案、サービスの充実、情報の発信、ゴルフ競技会への参画などゴルフの魅力を提供してまいります。東京オリンピック開催の年でもある2020年。次の波を作る役割の一端を担うべく、スタッフ一同、誠心誠意務めて参ります。
どうぞ倍旧のご愛顧を賜りますようお願い申しあげます。