佐々木 貞仁さん
Sadahito Sasaki
今回のゲストは佐々木貞仁さんです。佐々木さんは8年前まで京都山科御陵郵便局の局長として勤めておられ、退職後はご趣味のゴルフを楽しむ毎日を送られています。在職中は土日祝のみのラウンドだったそうですが、鳴尾ゴルフ倶楽部のメンバーになったことをきっかけに国内外のゴルフ場へも積極的に出かけ、年間のラウンド数は100回にも及ぶとのこと。また、毎日ジムに通うなど身体のケアにも励んでおられ、その結果5年前に77というベストスコアを出されました。練習はあまり好きではないとのことですが、競技会に出場されたりプロとのラウンドの機会を持つなど日々努力を重ねておられるご様子がうかがわれます。
取材日:2019年11月12日/場所:株式会社メンバーズゴルフサービス本社
ゴルフライフについて
佐々木さんは現在、お仕事もリタイアされて悠々自適な生活を送られているそうですね。以前のお勤め先はどちらでしたか?
佐々木 8年前まで京都山科御陵郵便局で局長を務めておりました。悠々自適かどうかはわかりませんが、在職中は好きなゴルフは平日にはほとんどできませんでしたが、今は全国各地への遠征もできますし、年間100ラウンドくらいはしていると思います(笑)。
在職中は年間何ラウンドくらいでしたか?
佐々木 30~40回くらいでしょうか。土日祝のうちのどこかでは行こうと考えておりました。
佐々木さんはゴルフが大変お好きなようですが、いつ頃から始められたのでしょうか?
佐々木 36歳くらいからですので、もう36年になります。
きっかけはどのようなことだったのでしょうか?
佐々木 兄がゴルフをしておりまして、古いクラブを譲り受けたのがきっかけです。
初ラウンドはどちらだったのでしょうか?
佐々木 大甲賀カントリークラブ(神コース)です。始めて間もなく兄の会社で同期会のコンペがありまして、それに参加したのが初ラウンドでした。それまでスポーツは特にやっていなかったので難しかったですね(笑)。
スコアはいかがでしたか?
佐々木 多分120前後だったと思います。OB、3パット、バンカーだと罰金を取って以降のコンペの足しにしようということになり、私もかなり貢献しました(笑)。見事に皆さんの術中にはまりましたが、最初にそういった刺激を与えてもらったのがよかったと今では思います。
ラウンドされるまでに練習などはされたのでしょうか?
佐々木 何回か宝ヶ池ゴルフクラブや北白川ゴルフクラブなどで我流で練習をやってから臨みました。どちらかというと練習は好きなほうではなかったのですが(笑)、家の前の道路で夜、素振りを1年間程度は毎日続けました。
実践あるのみということでしょうか(笑)。
佐々木 ラウンドが練習みたいなもので、自宅近くに太閤坦CC東山コースがあったので、土日祝は結構行っていましたね。また、当時よく休日に試合が開催されていて、その時に上手な方と一緒に回って教えていただいたりもしました。多分関西アマのトップの方だったと思いますが、私があまりにひどいのを見かねて(笑)、途中でアプローチの仕方とか教えてくれました。ただ、言われていたことがちょっとした拍子にできた時には「やはり継続しないといけないんだな」と気づかされました。
近江カントリー倶楽部にて
とてもまじめに取り組んでおられますね。それからどんどん上手くなられたのでしょうね。
佐々木 最初の頃は大変でした(笑)。初めてもらったハンデが35くらいで、1か月に1回程度太閤坦CCで行われていたプロとアマ合同の競技会に初めて参加した時のことです。フルバックなんて打ったこともない人間が出てきてそれは迷惑をかけますよ(笑)。ショートホールの谷越えのところで、まず谷を越すことができないんです(笑)。2~3回打って大変迷惑をかけました。その時にどなたかに「下手だから・・・」というようなことを言われ、自分なりに工夫して、翌月にはその競技会で優勝することができました。ハンデのおかげもありますが(笑)。
それはすごいですね。
佐々木 やはりそれからは自信がつきました。多分その時にもプロにアドバイスをいただいたと思います。練習場のマットの上で打つよりは芝の上で打つことでゴルフに慣れてきたんだと思います。
現在は年間100ラウンドくらいとおしゃっていましたが、何か所くらいのゴルフ場でラウンドされておられますか?
佐々木 一番多い時で、自身のメンバーコースも含めて年間45か所くらいです。今年はこれまでに32か所です。京都はもちろん近辺のゴルフ場へはかなり行っています。遠征にも行っていて、ちなみに明日から白山ヴィレッジゴルフコースへ行きます。私のメンバーコースの一つである鳴尾ゴルフ倶楽部のメンバーの方でゴルフ旅行を企画してくれる方がおられて、お声がけいただければ大体参加しています(笑)。
ゴルフ旅行はどういったところへ行かれていますか?
佐々木 定番は2月に沖縄、7月に北海道でこれは1週間ずつ、あとは春は関東、秋にはまた別のところ・・・といった感じで東北以外は大体日本全国ある程度回っています。鳴尾GCの提携先である古賀ゴルフ・クラブや我孫子ゴルフ倶楽部、小樽カントリー倶楽部、それから香港ゴルフクラブには昨年行ってきました。
名門ばかりですね。それだけ回られて印象に残っているゴルフ場はおありですか?
佐々木 やはり関西ですと廣野ゴルフ倶楽部です。あとは小樽CC、北海道クラシックゴルフクラブ、沖縄のかねひで喜瀬カントリ-クラブをはじめたくさんあります。
ご一緒にラウンドされるのはやはり鳴尾GCのメンバーさんが多いのでしょうか?
佐々木 そうですね。他にはメンバーである京都ゴルフ倶楽部、近江カントリー倶楽部などの月例やクラブ競技などにも参加しています。またプロの方とご一緒させていただく機会も結構多いですね。あとは郵便局時代の仲間とのコンペや高校の同期とも時々ラウンドしています。
2016年11月京都オープンゴルフ選手権のプレイベントにて(左から二番目佐々木さん・右端中込 憲プロ)
プロの方とご一緒すると勉強になることもたくさんあるのではないですか?
佐々木 アプローチやパターなどはとても参考になります。パター練習などは10㎝くらいの間隔でボールを置いて、同じストロークで次々にカップインさせていくんです。身体に覚え込ませておられるんでしょうね。
積極的にプロと交流されることで繋がりが広がりますね。もちろん佐々木さんの腕前も上がっておられると思いますが、今までのベストスコアをお聞かせください。
佐々木 5年前に77を三重県の中日カントリークラブで出しました。
5年前に77というのはすごいですね(笑)。
ホールインワンのご経験はおありですか?
佐々木 1回だけあります。太閤坦CC東山コースで25年程前にあります。
着実に実力をつけておられるからこそのホールインワンでしょうね。佐々木さんにとってゴルフの魅力はどのようなことでしょうか?
佐々木 やはり様々な方とお付き合いができることとその幅が広がったことです。特に退職してからは今までお会いできないような方とお会いしたりプレーする機会に恵まれました。
やはり名門鳴尾GCのメンバーであるということも大きいのかもしれませんね。
佐々木 それはあると思います。あとはワールドウィング京都というジムに通うことでおつきあいが広がりました。そちらでも私がお世話役をさせていただいて年に2回コンペをしています。
ワールドウィング京都でのコンペ(近江カントリー倶楽部にて)
ゴルフ会員権を持つことのメリットはどのようなことだと思われますか?
佐々木 やはりゴルフというのはメンバーになってこその醍醐味があると思います。特にメンバー主体のゴルフ場はメンテナンスも行き届いていますし、メンバー同士の交流も楽しく、エントリーも融通を利かせていただけますし、料金的にもメリットがあると思います。また会員権を持つことによって、よりゴルフに親しみを感じるのではないでしょうか?
心強いお言葉ありがとうございます(笑)。
日々のトレーニングについて
先ほどのお話でジムに通われておられるとのことですが、きっかけはどのようなことだったのでしょうか?
佐々木 退職してすぐに膝を痛めまして、階段を昇るのにも苦労するほどの状態になってしまったんです。当時、別のジムに通っていて筋力がついているものと思っていたのですが、あまりついていなかったんですね。そこでオープンしたばかりのワールドウィング京都を知り、通い始めることにしました。トレーナーも理学療法士の資格を持っておられる方もいますし、イチロー選手がアメリカへ持っていった機械と同様のものがあるということで興味がありました。スタッフの方たちと姿勢改善のメニューから試行錯誤しつつ始めることにしました。1~2年たつと少しずつ変化が表れてきて、膝の痛みもほぼ取れてゴルフにもいい影響が出てきたのです。
どのようなトレーニングをされているのですか?
佐々木 いわゆる可動域を広げるというか、関節とかインナーマッスルを鍛えるようなことだと思いますが、それを継続して行なううちに柔軟性が増してきて、軸も安定してきたように感じます。独自の機械で身体に無理のない負荷をかけることによって筋力をつけていくというもので、最近トレーナーの方からも「いい筋肉がついてきましたよ」と言っていただきました。
どのくらい通われているのですか?
佐々木 40分から1時間のトレーニングをほぼ毎日やっています。定休日以外はほとんど行っています(笑)。ですから年間250~60回くらいでしょうか。ラウンド後のクールダウンの目的でも利用しています。
ゴルフにも良い効果が表れてきているのでしょうか?
佐々木 京都GCでプレーしていた時にちょうど後ろで10年ほど前に一緒に回った方がおられて、その方に「まるで別人のスイングをされている」と言われました(笑)。自分でも気づかないうちに股関節がしっかりと入ってきれいに回せるようになっているのでしょうね。おかげで狙った範囲内にボールを持っていくことが結構できるようになりました。実は昨日兵庫県の鳳鳴カントリークラブでコンペがあったのですが、ショットメーカー賞というのがあってフェアウェイキープ又はショートで乗せた数を競ったのですが私は16/18でした。
ラフに入ったのが2回だけということですか?すごいですね!
佐々木 初めてのコースで自分でもびっくりしました(笑)。
ちゃんとご自身の身体のケアをされて、ゴルフにもそれを活かされているのはたいへん素晴らしいことですね。最後になりましたが、今後の目標がおありでしたらお聞かせください。
佐々木 とにかく健康に気をつけて、できるだけ長くゴルフを楽しみたいですね。
ぜひ実現してください。本日はありがとうございました。
佐々木 貞仁
Profile
京都市在住
1947年7月24日生まれ(満72歳)
●ゴルフ歴 約36年
●所属コース 近江カントリー倶楽部/京都ゴルフ倶楽部/鳴尾ゴルフ倶楽部
●ハンデ 13(近江CC・鳴尾GC)/12.2(JGAインデックス)