北六甲カントリー倶楽部 (兵庫県)

NICE ON 12月号【Vol. 446】

北六甲カントリー倶楽部 (兵庫県)


2つの異なる個性が見事に融合。36ホールのスケールを誇る関西有数のトーナメントコース。メンバーシップ制の伝統とカジュアル感が楽しめる2コース分離運営がクラブライフを醸成。

四季折々の豊かな自然が楽しめる六甲の美しい山並みを借景に、東コース(18H、7004Y、P72)、西コース(18H、6878Y、P72)が雄大なスケールで広がる。両コースとも過去幾度となくプロトーナメントやアマチュアの公式戦の舞台となり、多くのプレーヤーを魅了、人気コースとして親しまれている。設計は両コースとも「造形美とゲーム性の融合」をコンセプトとしてコース設計に新風を吹き込み、数々の名コースを生み出した服部 彰氏。

東10番コース

東コースは、全組キャディ付きでゆったりしたラウンドが楽しめる。西コースは、プロトーナメント開催コースながらセルフプレー主体のカジュアルな運営。
クラブハウスもそれぞれ独立しており、こういった2コース分離形態が他のコースにない本物志向のクラブライフを生み出している。
東コースは、1983年(昭和58年)8月31日に開場、36年の風格がコースの表情に漂う。フェアウエイの幅も広く、思い切って打っていけるホールが多い。
変幻自在のライもプレーを面白くさせている。1988年の関西オープンの開催を皮切りに1991年~97年「三菱電機レディス」、2016年からは「LPGAステップ・アップ・ツアー ECCレディスゴルフトーナメント」の舞台となってきた完成度の高いレイアウトだ。

西8番コース

西コースは、1986年(昭和61年)6月13日に開場、33年の歴史が重厚さを増してきた。コースの幅、距離、景観の3要素が揃ったフラットで雄大なチャンピオンコース。
大小7つの池が巧みに配されるなど、造形美に溢れたホールが連続する。1989年~90年「三菱電機レディス』を開催したほか、「関西女子アマ」など多くのアマチュア競技の舞台となっている。
両コースとも心象風景に残るホールが多く、訪れたプレーヤーの満足度も高い。コース改造、改修にも積極的でグレードアップ化が進み、プレー環境が日々進化をみせている。

堅牢な経営基盤と会員本位の運営が信頼性の高さを醸成
情報開示にも積極的で開かれた運営で入会希望も多い

会員の満足度でも関西では上位ランクにある。預託金返還、新会員制度など独自の運営の方向性も注目度が高い。会員は、関西財界人を中心に幅が広く、会員間の交流も盛ん。各種競技会も盛んでクラブライフに活気がある。正会員のほか平日、週日、特別平日など選択肢も多く、昨今では婦人層、団塊ジュニアの入会希望も増えている。会員数は、個人・法人1657名、週日・平日・特別平日231名。少数会員で予約もスムーズ。ホームコース指定銘柄でもトップクラスの人気がある。

東コースフロント前

東コースレストラン

コースデータ

  • コース規模=36ホール、13922ヤード、パー144
  • コースレート=東コース73.8。西コース73.0
  • 設計=服部 彰
  • グリーン=両コースともベント1グリーン
  • 練習場=両コース兼用200ヤード、12打席。東にバンカー練習場、西にアプローチ練習場。
  • プレースタイル=両コースとも5人乗り電磁誘導乗用カート(リモコン式)。東はキャディ付、西はセルフ主体。2サムは会員の同伴があれば可。
  • 交通アクセス=中国自動車道・西宮北ICから8km(約10分)。
  • 電車利用=JR宝塚線。三田駅下車、タクシーで約20分。
  • クラブバス=神鉄・岡場駅から運行(要予約)
  • 加盟団体=JGA、KGU、NGK
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