ナイスオン健康コラム

NICE ON 7月号【Vol. 441】

このコーナーは京都工場保健会様のご協力により掲載しています


筋膜リリースで不調を解消!

先日、「マイオファーシャルヨガ~驚くべき筋膜リリース~」という講座を受けてきました。
ここ最近、「筋膜リリース」という健康法が、テレビや雑誌で取り上げられていますね。この「筋膜リリース」、とても奥が深いのですが・・・・・・今回は、私が学んできたことを、できるだけ分かりやすくお伝えしたいと思います!

◇筋膜とは◇

文字通り、筋肉を包み込んでいる膜で、筋線維1本1本の中にまで入り込んでいます。これらの筋膜は全身に張りめぐらされていて、例えば、筋膜以外を溶かしても身体の形が残るということで、『第二の骨格』とも呼ばれる重要なものです。

◇筋膜は何でできているか◇

筋膜は、「コラーゲン線維」と「エラスチン線維」からできています。コラーゲンは、からだの形を変えたり、引っ張られる力に耐える働きがあり、エラスチンは、引っ張られると伸びて、引っ張られないと元に戻る働きがあります。そしてお互いに協力しあって、からだに加わった緊張をコントロールしています。

悪い姿勢や偏った動作を長く続けていると、身体の一部に不必要な負担が加わって、筋膜が自由に動けなくなり、ねじれ、よじれなどの問題が起こります。その結果、筋肉が正しく動かなくなる、血流が悪くなることなどから、からだの痛み・不調が起きてしまうのです。この筋膜のねじれ・よじれを『リリース=解きほぐす』ことが痛み・不調の解消につながると考えられています。

◇筋膜リリースをやってみましょう◇

ポイントは、無理をせず、痛みを出さないように、ゆっくりと伸ばしていきます。
最初は20秒、30秒から始め、90秒以上行えるように慣らしていきます。
最初の10秒ほどはエラスチン線維が伸ばされる。その後、伸びる感じが止まってくる(コラーゲン線維の制限)。ここから本当のリリース!90秒から3分間(長くて5分間)くらい待つと、筋膜のねじれが解放されていく。

 ・ゆっくりと呼吸する
 ・1日数回行う

◇全身の筋膜リリース◇

→片方の手をイスに置きます
→イスについた側と反対側の足を前で交差させ、片手を頭上に伸ばします
→頭上に上げた手を頭を越えて反対側へと倒していき、からだ全体の横側を30秒リリースします
 ※左右それぞれ行いましょう
 ※慣れてくれば、90秒以上行なえるようにしましょう

どんな健康法も、やはり大切なのは、続けること。ご自身が「気持ちいい」と感じられる健康法を見つけて、長く続けていきたいですね。


筋膜リリースとは、筋膜の委縮・癒着を引き剥がしたり、引き離したり、こすったりすることで、正常な状態に戻すことを言います。筋肉がスムーズに動くためには、筋膜の滑りの良さが必要です。筋膜を柔らかくし、滑りを良くして、解きほぐし、筋肉の柔軟性を引き出し、関節の可動域を拡大します。ストレッチのようにある一定の方向に伸ばすのではなく、筋膜をさまざまな方向に解きほぐしていくことです。



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