株式会社日本ジョイント 顧問

岸田 英夫さん
Hideo Kishida

NICE ON 6月号【Vol. 440】

今回のゲストは株式会社日本ジョイント顧問の岸田英夫さんです。同社は1964年創業のロータリージョイントメーカーとして業界に確固たる地位を築いている企業で、取引先は海外にも広がっています。岸田さんは現役時代には営業マンとして国内外を飛びまわって会社発展に貢献して来られ、現在は顧問として後進の指導にあたっておられます。また、ご趣味のゴルフをはじめ、最近はデッサンの教室にも通っておられるとのことで充実したセカンドライフを過ごされています。

取材日:2019年4月17日/場所:株式会社日本ジョイント


株式会社日本ジョイントについて

岸田さんは現在、株式会社日本ジョイントの顧問を務めておられますが、はじめに御社の事業内容からお聞かせください。

岸田 当社は1964年の創業以来ロータリージョイントメーカーとして、製紙業界を始め製鉄業界、ゴム・プラスチック業界など様々な業界へ製品を納入しております。特に製紙関係では日本ジョイントと申しますと知らないところがないくらい名の通った会社で、おかげさまで90%程度のシェアを持っています。

基本的な質問で恐縮ですが(笑)、ロータリージョイントと言いますのはどのようなものでしょうか?

岸田 ロータリージョイントとは、固定体から回転体へ蒸気、水、オイル等の媒体を供給する圧力回転継手と呼ばれるもので、使用される媒体を漏らすことなく供給する事が要求されます。具体的に言うと例えばティッシュ、新聞、段ボールなどは古紙やパルプ原料を乾燥させて紙製品となります。その乾燥工程には、直径約1.5〜5mの回転ロールがあって、最大で毎分約2,000mの速度で紙製品を製造します。その回転ロールに約150℃の蒸気を供給して乾燥させなければなりません。そこで固定配管から回転ロールに蒸気を供給するために必要になってくるのがロータリージョイントです。
 また、鉄を作る製造工程では約1600℃の溶融状態にある鋼(はがね)を鋳型に連続的に流し込んで回転ロールで冷却して鋼片にします。そこには何百本もの回転ロールが存在し、その回転ロールを冷却するのにもロータリージョイントが使用されています。その他フィルム、ゴムの製造等多岐にわたっています。

専門的なお話で、少々理解しづらいのですが(笑)、製紙業界でシェア90%というのはすごいですね。

岸田 競合としては国内5社くらいありますが、得手不得手がありまして私どもでは技術的なところから省エネのご提案まで、提案型の営業をやっております。ロータリージョイントが使用される条件は、回転数、温度、圧力等様々で、まず、お客さまの使用条件を確認する事から仕事が始まります。そして、その与えられた条件で最適なロータリージョイントを選択するのが私共のノウハウです。時には、お客さまの使用条件に合わせて全く新しい製品を開発する事もあり、ほとんどの製品がお客さま仕様のオーダーメイド品であると言っても過言ではありません。

株式会社日本ジョイント 社屋

それがなかなか他社には真似のできない分野なのかもしれませんね。
岸田さんは現在、顧問として後進の指導にあたっておられますが、まさにジョイントのように会社と社員との間をつなぐお役目を果たされているわけですね。

岸田 そう言っていただければありがたいです(笑)。

ゴルフライフについて

それではここからは岸田さんのゴルフライフについてお伺いしたいと思います。ゴルフを始められたのはいつ頃だったのでしょうか?

岸田 35歳くらいだったと思います。クラブのセットを購入したのが始まりでした。当時はパーシモンのドライバーの時代でしたね。

きっかけはどのようなことでしたか?

岸田 当時ちょうど自宅をローンで購入し、今まで以上に仕事を頑張らないといけないと決心した頃でした。ただ仕事オンリーではちょっと味気ないなとも思っていて(笑)、仕事とプライベートどちらも充実させていくにはどうすればいいかと考えて、生涯スポーツであるゴルフを始めることにしました。

ゴルフにご興味があったのでしょうか?

岸田 私はどちらかというと子供の頃から球技が好きで、小学校3年生くらいから野球やらソフトボールやらをやっていたんです。ちなみに高校は野村克也さんと同じ京都府立峰山高等学校でした。お目にかかったことはありませんが・・・(笑)。

使う球がだんだん小さくなっておられるわけですね(笑)。35歳から始められたということは、やはりお仕事で必要だったのでしょうか?

岸田 接待に使ったことはあまりありませんでしたが、社内でゴルフをされる方が多かったもので、その影響もあったのかもしれません。

初ラウンドはどなたと行かれたのでしょうか?

岸田 会社の先輩です。とにかく緊張のしっぱなしで、迷惑をかけないように走り回ったことを覚えています(笑)。確かスコアは120くらいだったと思います。先輩に素質があると褒められたと記憶しています。まあ、お世辞だったのかなとも思いますが(笑)。

ゴルフコンペにて(鷹之台カンツリー倶楽部)

(涼仙ゴルフ倶楽部)

当時はどのくらいのペースでラウンドされておられましたか?

岸田 年間30回くらいでしたでしょうか?

月2〜3回のペースですね。やはり、会社関係の方とラウンドすることが多かったのですか?

岸田 多かったですね。また、私どもの会社の関連会社が5社程度ありまして、グループコンペを定期的にやっていましたので、それに参加して日本国中、様々なゴルフ場でラウンドできたという恵まれた環境にありました。特に現在の会長がゴルフが大好きでメンバーコースもたくさん所有されていて、よく誘っていただいたのが思い出になっています。

現在はどのくらいのペースでラウンドされておられますか?

岸田 最近は年間20回くらい、月2ペースでしょうか。

今までのラウンドで何か印象に残ったエピソードがあればお聞かせください。

岸田 ショートホールで池ポチャかと思ったボールがたまたま岩に当たって跳ね返ってきてピンそばにつけ、バーディーを取ったことがあります(笑)。

それはまたラッキーでしたね。もしかするとホールインワンもご経験されたことがあるのではないですか?

岸田 おかげさまで2回あります(笑)。実力というよりも多分運だと思いますが・・・(笑)。

すごいですね。どちらで出されましたか?

岸田 いずれも私のメンバーコースである日野ゴルフ倶楽部でした。1回目は2002年の月例でキングの12番ホールでした。2回目は2013年プライぺートで行った時にクインの3番ホールで出しました。

月例で出されたというのがすばらしい(笑)。

岸田 ネームプレートもありますし、記念のトロフィーもいただきました。

ホールインワンの認定証・トロフィー

月例優勝カップ

ずっと記録が残るので記念になりますね。ベストスコアはどのくらいでしょうか?

岸田 86です。こちらは私のメンバーコースでもあるメイプルヒルズゴルフ倶楽部でした。

様々なゴルフ場でラウンドされておられると思いますが、印象に残っているゴルフ場があればお聞かせください。

岸田 それこそ北は北海道から南は沖縄まで、名門コースと言われるところへは会社のグループコンペで行かせていただきました。特に印象に残っているゴルフ場は、北海道:桂ゴルフ倶楽部、千葉:鷹之台カンツリー倶楽部、静岡:グランフィールズカントリークラブ、長崎:パサージュ琴海アイランドゴルフ、沖縄:ザ・サザンリンクスゴルフクラブなどです。

憧れのゴルフ場ばかりですね。うらやましい限りです(笑)。さきほど日野GCの月例でホールインワンを出されたとおしゃっていましたが、競技会などにもよく参加されているのでしょうか?

岸田 以前はよく参加していました。優勝も1回ありますし、上位に入ることも結構ありました。65歳くらいまでは競技会を楽しみにしていたのですが、現在は健康重視でどちらかというとエンジョイゴルフというスタンスになっています(笑)。

メンバーになってよかったなと感じることはおありですか?

岸田 やはり当日でも予約ができることやメンバー同士が友達になれることでしょうか。

岸田さんにとってのゴルフの魅力をお聞かせください。

岸田 仕事や遊びを通じて友達が増えたことです。またゴルフというのは年齢や実力に応じてハンディキャップやティーグラウンドが設定されますので、老若男女が長く楽しめるスポーツであることが大きな魅力ですね。

ゴルフ会員権でありますとかゴルフ場へのご要望がありましたらお聞かせください。

岸田 どちらのゴルフ場さんも経営努力をされて頑張っておられるんじゃないかなと思います。メイプルヒルズGCはキャディさんの教育も行き届いていますし、メンテナンスもしっかりしています。日野GCは雄大な2つのコースがあって、距離もたっぷりありますし魅力的なゴルフ場です。若い方も喜ぶんじゃないかな。

最後になりましたが、今後の目標がありましたらお聞かせください。

岸田 ご一緒させていただくメンバーの方の中には80歳を超えられても健康的にゴルフライフを楽しんでおられる方が多いんです。私もそうなりたいなといつも思っています。それから、だんだんと時間的にも余裕ができてきましたので、趣味の時間も大切にしたいと考えています。

どのようなご趣味をお持ちなのですか?

岸田 一年くらい前からデッサンを習っているんです。鉛筆一本でモノクロのデッサンをしたり、また水彩画やアクリル絵画なども始めています。

みごとなデッサン画の数々

旅行先で印象に残った風景を描いたり、楽しみも広がりそうですね。

岸田 そういうこともやっていきたいなと思っていますが、今は実物とか写真を見ながら描いています。写真を見て描くのは結構簡単なんですが、実物を見ながら遠近感を考えたり、光が当たっているハイライトの部分とかを自分の目で観察しながら描くのは結構難しいのですが実力もつきますし、楽しいんです。まあ、自己満足の世界かもしれませんが・・・(笑)。

素敵なご趣味だと思います。大いに楽しんでください。本日はありがとうございました。

株式会社日本ジョイント
https://www.nippon-joint.co.jp/
顧問 岸田 英夫さん

Profile
京都府宇治市在住
1951年5月23日生まれ(満68歳)
●ゴルフ歴  約30年
●所属コース 日野ゴルフ倶楽部/メイプルヒルズゴルフ倶楽部
●ハンデ   JGA/USGA 15.4

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