運動が苦手な方にも知ってもらいたい「NEAT」のお話

桜前線も真っ盛りですが、少し花冷えのする今日この頃です。
春は運動など新しい習慣を始めるのに良いタイミングです。ただ、運動が苦手な方や、お仕事などでなかなか時間を作れない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな皆様に朗報です。
運動らしい運動をしなくても、メタボや糖尿病を防ぐのに、「NEAT(ニート)」を増やすことが有効だと言われているのです！
「NEAT」（Non Exercise Activity Thermogenesis）とは「非運動性活動熱産生」の頭文字をとったもので、運動ではない日常生活での活動で消費できるエネルギーのことを言います。

つまり、日常生活での運動とまではいえない、立ったり歩いたりといった軽めの運動であっても、活動の頻度を高めることで1日の消費エネルギーを増やすことができるということ。実際に、「NEAT」が多い人のほうが肥満は少ないという研究結果も出ているのです。
毎日の生活に少し刺激を与える「NEAT」をご紹介しましょう。
夕食後、いつもならソファに座って（体にフィットするソファでとても気持ちがよくなりますね）テレビを観ながら過ごすところを、あえて立ったままテレビを観たり、時にはその場で歩いてみたり、腰をひねったりしてみてください。
他にも、洗濯物を立ったまま畳むようにしたり、お風呂をダイナミックに掃除したり、いつもと同じ作業も、あえて体をしっかり使うことを意識しながら行うようにしてはいかがでしょう。また外出時でもエスカレーターに乗らず階段を利用したり、散歩の距離を少しでも伸ばすなども効果が有ります。
そうすると、なんだか体も心もスッキリとするので驚きです。
体を動かすことは、減量だけでなく、リフレッシュや疲労の回復にも効果的とよく言われますが、この「NEAT」にも効果があるのではないでしょうか。
少ない消費カロリーも、毎日積み重ねれば大きな効果につながります。
皆さんは生活の中で、どんな「NEAT」なら増やせそうですか？