杉村 勝美さん
Katsumi Sugimura

NICE ON 11月号【Vol. 433】

今回のゲストは杉村勝美さんです。杉村さんは愛知県豊川市に本社を置く輸送機器メーカーの日本トレクス株式会社で、約40年間のサラリーマン生活を勤めあげられて昨年6月に退職されました。現在はカルチャーセンターでご趣味の歴史や地理などの講座に通われたり、各種セミナーを受講されたりと充実したリタイア生活を過ごしておられるとのこと。また、ゴルフのほうも大いに楽しまれており、現在は週4回のレッスンや会社の同期会メンバーとのラウンド、メンバーコースの枚方カントリー倶楽部の各種コンペへの参加など、こちらも充実したゴルフライフを送っておられます。

取材日:2018年10月1日/ 場所:株式会社メンバーズゴルフサービス本社


現在のライフスタイルについて

杉村さんは昨年6月まで日本トレクス株式会社でご要職に就かれておられたとのことですが、どのような関係の企業でしょうか?

杉村 愛知県豊川市に本社を置く輸送機器メーカーで、各種トレーラやトラックボディ、コンテナ、シェルター等、輸送機器の製造・販売を行っております。2か所の事業所・生産拠点と、北は北海道から南は九州・沖縄まで日本全国20か所の販売拠点、さらにタイにも関連会社を持っております。

ご入社はいつ頃でしたのでしょうか?

杉村 昭和51年4月入社ですから、かれこれ42年のサラリーマン生活でしたね。その間、名古屋、福岡、東京、豊川本社、大阪などと転勤も結構ありましたね。

物流業界は日々めまぐるしく変化していると思いますので、ご対応は大変だったのではないでしょうか。本当にお疲れさまでした。
現在はゆっくりとご趣味の時間も楽しまれておられるのでしょうか?

杉村 趣味というのは特にはなくて(笑)、どちらかというと仕事が趣味みたいなものでした(笑)。ただ、歴史とか、地理とかは好きでカルチャーセンターの講座や興味のあるセミナーなどを調べて受講しています。

どのくらいのペースで通われておられるのでしょうか?

杉村 カルチャーセンターは、月1回程度の講座を複数受講しています。セミナーは面白そうなものをスポット的に受講しています。最近でいえば職業柄興味を持った働き方改革に関するものとか、「西郷どん」の作者の林真理子氏の講演会にも行きました。

素晴らしい向学心ですね。

杉村 ありがとうございます。あとは、三国志が好きなもので以前は同好の士が集まって結成された三国志会に参加しておりまして中国へ何度か行きました。西安から洛陽に行ったり、長江、三峡ダム、武漢なども回りました。三峡ダムでは中国の高速遊覧船といわれるもの(笑)に乗って川登りもしました。その時に様々な史跡を見て話を聞いたのがとても面白く感じて、別の機会に大連や青島にも行きました。また、私の会社の提携先が深圳にあるものですからそこへも行きました。特に高速バスに乗って西安から黄土高原を延々と走って行ったことが印象深かったですね。

中国は広大な土地で観るべきものがたくさんあって飽きが来ないですね。

杉村 上海のようにしゃれた都市とか、西安などのような歴史のある都市とか様々な顔があってとても魅力的です。ただ現地の方にいつも、欧米人は中国の未来のことを見に来るけれど、日本人は過去のことを見に来られますねと言われます。

わかるような気がします(笑)。
ご趣味がないとおっしゃいましたが、なかなか充実した毎日を送られているご様子ですね。その合間をぬって、ゴルフも楽しんでおられるわけですね。

三国志会のメンバーと(洛陽 龍門石窟の前にて)

ゴルフライフのこと

それでは、ここからは杉村さんのゴルフライフについてお伺いします。ゴルフを始められたきっかけをお聞かせください。

杉村 入社してしばらくした25~6歳の頃に私の出身地である福岡へ配属された時に、営業所の皆さんがゴルフが大好きで勧められたのがきっかけです。わけもわからず始めましたが(笑)、とりあえず道具だけは揃えようと思い、中古品ですが、フルセットを購入しました。

初ラウンドの思い出はございますか?

杉村 ゴルフを始めた年の暮れか翌年に社内旅行で熊本の天草の小さなゴルフ場へ行きまして、それがコースデビューでした。名前は憶えていませんが・・・。ラウンド直前に慌てて靴を買いに行ったことを覚えています。

ラウンドされる前にレッスンなどを受けられたのでしょうか?

杉村 最初は特に教えていただきませんでしたが、各地を転勤したのち平成4年に福岡支店へ戻ってから少しレッスンに通ったりしました。当時拠点長という立場でしたので、お取引先とかお客様の接待とかが多くなってきましたものですから。実は今の方が熱心で(笑)、週4回程度1時間みっちりレッスンを受けています。

週4回はすごいですね。

杉村 レッスンプロの方なんですが、一からゴルフのスイングについても教えていただいていて、自分自身が思ってやっていたことが間違っていたのだなと気づかされて目からうろこが落ちるようです。昔はとにかく力任せに当てればいいという感じでしたが、なぜこういう打ち方をしなければいけないのかとか論理的に教えて下さいます。とりあえずはスコアは別としてもご一緒にラウンドされる方に迷惑が掛からない程度にはしておかないと、と考えています。

現在はどなたとラウンドされることが多いのですか?

杉村 メンバーコースである枚方カントリー倶楽部の各種コンペに参加しています。そこで顔見知りになった方とラウンドすることもあります。後は在職時代の同期と年2回ほどラウンドしています。

日本トレクス株式会社 送別会コンペ(2017年7月8日 三河カントリークラブにて)

先ほどのお話では転勤も多かったとのことですが、全国のゴルフ場へ行かれているのではないですか?

杉村 仕事でもプライベートでも全国のゴルフ場へ行かせてもらいました。北は北海道のニドムクラシックコースや樽前カントリークラブ、南は沖縄の琉球ゴルフ倶楽部、関東だと厚木とか千葉、名古屋でしたら私どもの会社がメンバーである京和カントリー倶楽部、東三河の三河カントリークラブや岡崎のザ・トラディショナルゴルフクラブ、関西や中国、九州、台湾のゴルフ場でもラウンドしてきました。

その中でも印象に残っておられるゴルフ場はどちらでしょうか?

杉村 一番印象に残っているのは同期会で行った台湾の台湾(淡水)ゴルフクラブです。キャディさんが男性の方で一人に一人ついて下さったんです。タイのゴルフ場などと比べて優雅ではないですが(笑)、楽しかった。長靴をはいたようなおじ様たちが自分たちで何か賭けておられるようで(笑)、グリーンに乗っただけで「はいOK」とか(笑)。あとは北海道のニドムクラシックコースはプライベートで行ってよかったゴルフ場のひとつですね。

日本トレクス株式会社 同期会コンペ(台湾 台湾ゴルフクラブにて)

今までのベストスコアをお聞かせください。

杉村 91くらいです。とはいえ10年以上も前のことですが・・・。やはり平成17年頃から10年間くらいが最も集中してゴルフをやっていた時期ですから、その頃は調子が良かったですね。

ホールインワンのご経験は?

杉村 私はありませんが同伴者の方が出されていたのは拝見しました。私はグリーンに乗りませんでしたが、他の3名はグリーンに乗ったはずなのにグリーン上に2個しかボールがなくて「あ、ホールインワンだ」とびっくりしました(笑)。

ゴルフを始められてよかったこととかゴルフの魅力についてはどのようにお考えですか?

杉村 一番の魅力は様々な方と出会い、いろいろなお話をうかがうことができることです。直接うかがうということだけではなくて、その方の言動すべてから生き方みたいなものを教えられることがあります。一日一緒にラウンドするのですから人となりがわかりますからね。また、最近になってつくづく思うのがゴルフは自然を相手にするスポーツなので、スコアを気にしすぎずに、アクシデントにもイライラせずにあるがままにやっていきたいなと思います。
よく言われるようにゴルフは人生に似ていて、クラブハウスから出て行く(アウト)、最後にまた戻ってくる(イン)という考え方からすると最後の3ホールは楽にしてくれたらいいんですけれど、これがなかなか(笑)。

それも人生に似ているのかもしれません(笑)。

杉村 ゴルフは自分自身でジャッジし、最後までスコアカードをきちんと書いて終えますよね。礼に始まり礼に終わるという日本人に向いたスポーツのような気がします。

杉村さんは枚方CCのメンバーさんとのことですが選ばれたきっかけをお聞かせください。

杉村 自宅からも通いやすいですし、フラットでトリッキーではないゴルフ場ということでご推薦いただきました。とても面白い良いコースだと思います。ただ、私は現在67歳でメンバーさんの中では若輩者で、70代、80代の方たちからは教えられることばかりです(笑)。いつもなんであんなに飛ぶのかなと感心させられます(笑)。

ゴルフ会員権のこととかゴルフ場全般へのご要望などはおありですか?

杉村 これは私の持論なんですが、年代によってもっとメンバーコースをチェンジしていってもいいのではないかと思います。例えば車を買い替えるように、若い頃はとりあえずカローラでそこからだんだんとランクアップして最後はクラウンに乗る・・・というふうにね。やはり年代によって求めるものが違ってくると思うんです。枚方CCの場合は年配の方が多いのでクラブハウスとかレストランとかとても静かで落ち着きます。若い方たちには物足りないのかもしれませんが・・・。

非常に面白い考え方ですよね。さらに言えば年配の方と若い方とが交流する形でのコンペなどもあればいいですよね。
お話は変わりますが、杉村さんは健康維持のために日頃心がけられておられることはありますか?

杉村 以前体調を崩したことがあって、当時80キロくらい体重があったんです。それからはまず食事には気を付けるようになりました。日記代わりに何時に何を食べたか等記録しています。あとは、ほぼ毎日2時間前後歩いたりストレッチをしています。それから先ほども申しましたが週4回1時間のゴルフレッスンにも通っています。できるだけメリハリのある生活を心がけています。

最後になりましたが今後の目標をお聞かせください。

杉村 これは以前からなんですが、毎日が何でも勉強だと思って取り組むようにしています。テレビを見ても仕事に関する勉強をしても何かに役立てようと考えています。ただ、在職中はすべてを仕事に生かすことができたのですが現在はインプットするばかりでアウトプットする方法が見つからないんです。先輩の方に伺うとネットでどんどん発信してはどうかとアドバイスをいただきましたが、何か新しいことを始めたいなと思っているところです。
それからゴルフではハンデをあと20くらいは縮めたいと思っています。レッスンを受けるようになって昔よりは腕が上がったような気がするんですが(笑)、集中力が続かなくてなかなか計画通りには進まないのが悩みですが・・・(笑)。

ぜひ達成してください。本日はありがとうございました。

杉村 勝美さん

Profile
大阪市旭区在住
1951年4月19日生まれ(満67歳)
●ゴルフ歴  約40年
●所属コース 枚方カントリー倶楽部
●ハンディ 34(枚方カントリー倶楽部)

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