男子ツアーはどうあるべきか!
今年の男子ツアーは面白い?
日本ゴルフツアー機構(JGTO)の副会長に石川遼選手が就任し、話題となりそして今年の男子ツアーはどのように変化していくのでしょう?
青木功会長のパフォーマンスもあり、副会長の就任ばかりが一人歩きしていますが、役員人事には理事として深堀圭一郎選手も新任され、若手の薗田峻輔選手や渡辺司選手・佐藤信人選手など現役のプロゴルファーも選ばれています。これは副会長の強力な援助になるだろうと思います。
JGTOの改革について、前副会長の一人は「選手会(会長:石川遼)の意見には耳を傾けるが発言力は強い選手や賞金ランクの上位者になる傾向が強く、底辺での意識改革をどうするかが重要である」と語られています。このような状況の中で石川副会長の役割は企業のそれと合わせてみると興味深いものがあります。
石川副会長は、私達の職場は誰が支えてくれているのか、そのことを考えればおのずと答えは出てくると言っています。そんな中でファンやスポンサーに感謝の気持ちを伝える方法は沢山あるので、そういったことを提案したいそうです。
手始めに今年初戦の東建ホームメイトカップでは、ピンフラッグの発売を始めました。予定通りの販売実績はできませんでしたが、選手にはピンフラッグにサインを求められれば積極的に応じるよう呼びかけたそうです。
今年のテーマとして『1』を掲げ、大会入場者を1人でも増やし、ゴルフファンを1人でも増やし、テレビ視聴率を1%でも上げることを目指しています。
選手のアピールの場も作り、ファンへの期待度も裏切らないことを考え、ファンサービスとして、プロアマ戦の実施をいろんな角度から検討するということだ。女子プロの人気にあやかり、女子プロを招いてのプロアマ戦や、オープンウィークにプロツアーが開催されていない地域で短期間のチャリティ大会の開催なども視野に入れているようです。
日本のゴルフ場はギャラリースペースの狭いエリアが多いですが、ギャラリーの見やすいロープの張り方など、運営サイドと協議していきたい意向もあるそうです。
いろんな事情があり実現が困難なことも出てくると思いますが、お客様があっての大会になるよう地道な努力を続けて欲しいと思います。
4月に開催されたPanasonic OPEN GOLF。昨年も実施されたそうですが、「ザ・ギャラリーホール」やスペシャル観戦ツアーなどこれまでにない特別なトーナメントイベントが組み込まれました。
☆ザ・ギャラリーホール(17番ショートホール)では、静かな観戦でなくグリーンDJ(タケ小山さん他)の掛け声でドリンク片手にワイワイ観戦!そしてオフリミットだった選手の写真も状況によっては撮影OKになったようです。
☆インサイドロープツアーは、選手をへだてるやっかいなロープの中に入って観戦できるツアーでプロのテクニックを間近で見ることができます。
☆女子プロと回る観戦ツアー、女子プロの視点で男子プロの攻め方やグリーンのどの位置を狙うか等を解説してくれるツアーです。
私も何度かツアー観戦しているのですが、主催者側はギャラリーに対するお客様意識が薄いように感じます。会場に行ってプロの技術を生で見る以外に、もっと楽しい、もっと感動したいゴルフ観戦ができれば観客動員は当然増えてくるのではないでしょうか。
いろいろと素晴らしい改革案に期待したいですね。