Apro's税理士法人 林会計事務所 所長・税理士
林 武さん
今回のゲストは、Apro's税理士法人 林会計事務所所長の林 武さんです。地元枚方で税理士事務所を開業したのが22年前。一時、商社マンに転身し、アメリカのシカゴに駐在していたという異色の経歴をお持ちの方です。シカゴのゴルフ場では、プロ転向間もないタイガー・ウッズとも遭遇。その卓越したゴルフテクニックにはとても驚かされたそうです。アメリカと日本のゴルフ文化の違いについてのお話しは非常に興味深いもので、ゴルフのすそ野を広げていくためのヒントがあるのではないかと感じました。
取材日:2016年7月6日/場所:Apro’s税理士法人 林会計事務所
税理士から商社マンに転身・・・
そして再び税理士に復帰するまで
林所長は30歳の若さで税理士事務所を開業されたわけですけれども、早いうちから独立を目指されていたのでしょうか?
林 父が公認会計士をしていたこともありまして、学生の頃から同じ分野に進むのかなということは漠然と考えていました。
しかし、開業して約2年で商社マンに転身してアメリカへ行かれたそうですね。
林 ちょっと私は変わっていまして(笑)、32歳の時にご縁があって一旦税理士をやめ、商社へ就職してアメリカへ駐在することになったんです。そのまま商社勤務という道もあったのですが、税理士に復帰したいという思いが湧いてきて商社を退職し、平成13年にここに事務所を開設しました。
最初から順調だったのでしょうか?
林 父から引き継いだお客様はおられましたが、現在の1/6もなかったのではないでしょうか。ただ、時が経つにつれて地域のつながりも増えていき、ご紹介いただいたりしてだんだんお客様も増えていきました。
お客様はどのような方が多いのでしょうか?
林 企業様が多いのですが、最近は個人の相続のご相談も増えてきました。
ゴルフ会員権の相続についてのご相談というのもございますか?
林 はい。ご遺族、特に女性の方はゴルフ会員権のことを詳しくご存知でない方も多く、よく相談を受けます。メンバーズゴルフサービスさんにもたびたびアドバイスをいただいています。いつもお世話になっています(笑)。余談ですが、会員権を買いたいけれど、どこのゴルフ場がお勧めですかというご相談もたまにありますよ(笑)。
その時はぜひ、私どもにご連絡下さい(笑)。所長はゴルフをよくやられているので、そういったご相談も多いのでしょうね。
林 私たちの仕事にはゴルフは必須です。お客様も経営者の方ならほとんどゴルフをされますからね。
ゴルフライフのこと
ここからは所長のゴルフライフについてお伺いします。ゴルフを始められたのはいつ頃でしょうか?
林 税理士になってからですから、30歳くらいでしょうか。今年52歳になりますので、ゴルフ歴は約20年です。
ゴルフの腕前はアメリカで磨かれたのですか?
林 どうでしょうか(笑)。ただ、シカゴにはパブリックコースが約200ケ所くらいあって、安いところでは20〜30ドル、高いところでも100ドルくらいでしたので、アメリカにいた3年間は真冬以外は週に2回程度は通っていました。
パブリックコースがそんなにあるんですか!
林 はい。地区ごとにパブリックコースがあって、運営やコースメンテナンスはリタイアされたシニアの方とか学生たちがボランティアでおこなっています。その代わりに無料でプレーさせてもらえるという仕組みです。
それはおもしろいですね。ゴルフが気軽に楽しめる環境が整っていて、日本とはゴルフ文化がちょっと違うような気がします。
林 自分たちの町のゴルフ場だから、自分たちで運営・管理するという意識が根付いている。日本の場合は、どうしてもお客様といった意識が高いような気がします。
ということは、印象に残っておられるゴルフ場もやはりアメリカになりますか?
林 そうですね。シカゴにある、コグヒル ゴルフ&カントリークラブが印象深かったですね。パブリックコースながら、アメリカPGAツアーが開催されるゴルフ場で何度かラウンドしましたが、とても難しいコースで、ゴルフの楽しさと難しさを学びました。私がラウンドしていた当時はタイガー・ウッズがプロに転向したばかりの頃で、彼のプレーも間近で見ました。
それは大変貴重なご経験ですね!やはりすごかったですか?
林 はい。まず、打球音が全く違う。ヘッドスピードも速くて、球が高くよく飛ぶ。あんな球をよく打つものだと感心しました。海外と言えばタイのゴルフ場もいいですね。今でも年1回は行くようにしていますが、キャディさんが一人ずつ付いてくれて、コースもとても美しい。私が所属している太平洋クラブでは、海外のトップクラスのゴルフ場とレシプロ契約(姉妹提携・相互利用提携)を結んでいてメンバー並みの料金で利用できます。今年の7月からは、タイの名門アマタスプリング・カントリークラブも利用できるようになりました。
タイ/サイアムカントリークラブにて
それは楽しみですね。国内ではどこがお気に入りですか?
林 片山津ゴルフ倶楽部でしょうか。あそこのバンカーと砲台グリーンは難しいのですが、制覇したいと思います。あとは所属コースの太平洋クラブ御殿場コース。富士山を望む美しいコースで気に入っています。私が保有している会員権は太平洋クラブ国内17コース全てをメンバー料金で利用でき、エントリーもできるのでとても便利です。
全てのコースを廻るだけでも楽しいですね。現在はどのくらいのペースでラウンドされていますか?
林 一時よりは減ってしまい、月2〜3回のペースでしょうか。
どのような方と廻られることが多いのでしょうか?
林 現在、税理士会で役職に就いているので、プライベートでのラウンドはほとんどなくなりました。業界でのコンペとかお客様のコンペに参加することが多いですね。
お仕事上ではゴルフは欠かせないようですね。今までのベストスコアをお聞かせ下さい。
林 76です。
それはすごい。お若い頃のことでしょうか?
林 3年程前、大津カントリークラブで出しました。当時は年間で40〜50回は行っていましたからね。
お得意のクラブをお聞かせ下さい。
林 ユーティリティです。打ちやすいし、ラフからでも上げられるし、止められるし・・・というところとアイアンでは難しいフック、スライスがかけやすくて本当にお助けクラブだと思います。最近アイアンを3U、4U、5Uに入れ替えてからスコアも大分よくなりました。
ゴルフの魅力は一言で言うとどのようなことだと思われますか?
林 いい大人が1日外で遊べるのはゴルフ以外にはないということでしょうか。私は釣りも好きですが、釣りの場合は個人で楽しむものですよね。でもゴルフは必ずパートナーがいるわけで、そのパートナーと1日楽しく過ごせるのはゴルフ以外にはありません。
ゴルフの場合運動量もそれほど多くなく、年齢を重ねても楽しめるのがいいですね。でも釣りもそういう意味では長く続けられるご趣味ですよね。よく行かれますか?
林 ゴルフを始める前は釣りばかり行っていました。気持ちがリラックスできるような気がします。ゴルフだったら思うように行かない時などは逆にフラストレーションが溜まってしまいますが(笑)、釣りにはそれが全くない。たとえ1匹も釣れなくても潮の香りを感じて一日過ごせばそれで満足感が得られます。
所長はクラブライフを大いに楽しまれているようにお見受けしますが、メンバーになられてよかったことはどのようなことでしょうか?
林 様々な方たちとの出会いがありますし、月例を通して仲良くなれる。交友関係が広がることはメンバーならではの醍醐味でしょうね。
逆にゴルフ場へのご要望やお気づきの点はございますか?
林 これは日本のゴルフ場全般に言えることですが、メンバーシップを重視するあまり、とても堅苦しいゴルフ場がありますね。もっと門戸を広げてオープンな感じのゴルフ場が増えていけば嬉しいですね。私には娘がいるんですが、海外に行くと一緒にプレーするのですが、国内ではできませんね。他の方から叱られてしまいますよ(笑)。アメリカにいた頃はカートに娘を乗せてグリーンの近くへ行ったらウエッジを持たせてそこからスタートさせるとかパターだけを打たせるとかしていました。
お嬢様と楽しくラウンド(ハワイ島/ワイコロアゴルフクラブにて)
子供さんにとってはとても面白い経験だと思いますが、日本では考えられませんね(笑)。
林 日本の場合はティーグラウンドから始めなければいけませんが、アメリカの場合、大半のゴルフ場では途中から打つことが許されますし、しかも子供は大人の半額くらいでプレーできる。子供の頃からゴルフに慣れ親しんでいけばもっともっとすそ野が広がるような気がします。以前、こんなことがありました。ハワイのゴルフ場へ行った時のことですが、そこも子供連れOKだったのでいつものようにグリーン周りでパットを打たせていると後ろのグループが日本の方たちで、「子供がうろちょろしてたら危ないでしょ!」と言われてしまいました(笑)。
それが日本のゴルフなんでしょうね(笑)。
林 もちろん、守るべきマナーは親が教えなければいけませんが、あとは自己責任で楽しめばいいのではないでしょうか?
日本人の真面目さもいいのですが、もう少しおおらかな気持ちが必要かもしれません。お話しは変わりますが、所長はとてもアクティブなご様子ですが、健康維持のために何か気をつけておられますか?
林 ラウンドする時は歩くことを心がけています。また、ある方から教えていただいた呼吸法を実践しています。私どもの仕事は車移動が多くて歩くことがどうしても少なくなる。そのため、肩こりとか腰痛になってしまいます。それは姿勢が崩れるからで、腹筋や体幹を鍛えるためにあばら骨を押さえて腹式呼吸をするように心がけています。
腹式呼吸は身体に良いとよく聞きます。最後になりましたが、お仕事やゴルフに関しての今後の目標をお聞かせ下さい。
林 仕事では今まで以上に地域の皆様のお役に立ちたいですね。税理士は社会公共性の高い仕事で税務相談や申告書の作成代行などは税理士以外認められていません。それだけ重い権限を与えられているのでお困りの方がおられたら手を差し伸べて差し上げる義務が私たちにはあると思っています。私は枚方で生まれ育ち、この地域の方たちにたいへんお世話になっているので地域貢献ということは常に心がけています。
枚方と言えば「枚方チャリティゴルフ大会」が9月5日に開催されます。私どももこの大会のホールインワン賞を提供させていただいています。
林 そうなんですか。私もこの大会に協賛させていただいていますし、エントリーをして賞をいただいたことも何回かありますよ。
ゴルフに関しての今後の目標はおありですか?
林 今のハンディキャップをできれば維持していきたいと思っています。ラウンド回数が減っても10台前半のハンディキャップをキープしたいですね。
本日はありがとうございました。
Apro's税理士法人 林会計事務所 所長・税理士
林 武さん
Profile
枚方市在住
1964年(昭和39年)9月16日生まれ 満51歳
●ゴルフ歴 約20年
●所属コース 太平洋クラブ 六甲コース
東城陽ゴルフ倶楽部
●ハンディ 11(太平洋クラブ 六甲コース)