宇治田原カントリー倶楽部(京都府)

NICE ON 4月号【Vol. 426】


自然と設計美学が溶け合ったドラマティックな3コース構成の27ホールズ
ラウンド希望の人気度も京都府下では常時上位にランキング

1976年(昭和51年)、歴史の香りが高いお茶所・宇治田原の丘陵地帯に自然の地形を巧みに活かし、名匠 加藤福一氏を設計者に迎え宇治田原カントリー倶楽部は開場した。40有余年の歳月を経たコースは、その歴史が創り出す重厚な雰囲気を醸し出し、大きく育まれた樹木が風格と伝統を伝えている。
コースの印象は、訪れたゴルファーの声を総合すると「攻め応えのあるコース」。これは設計者の意図どおりのもの。「自然との融和、ゴルフ本来の醍醐味」を設計ポリシーとする加藤氏の会心作といえるものだ。
コースは、3コース・27ホールで構成され全体的にゆったりとしたレイアウトが特長。フェアウエイも雄大で豪快にドライバーが打てる距離感も人気のひとつ。
嘉納コース(3401Y,P36)は、フェアウエイも広くフラットな造りでのびのびとしたショットが楽しめる。
大杉コース(3531Y,P36)は、自然の素材を充分に活かしたレイアウト。距離のあるホールや池、谷越えなどもあり変化に富んでいる。
大福コース(3421Y,P36)は、樹木でセパレートされ林間コースの雰囲気が楽しめる。

大福4番ホール

嘉納6番ホール

また、常に最高の環境でゴルファーを迎えられるよう、コース・施設の整備に取り組み最高のステージを提供している。中でも、メンテナンスの行き届いた関西屈指の大型グリーンは、パッティングクオリティーも高いと評判だ。アマチュア競技の公式戦や各種競技会の舞台ともなっているが、グリーンの仕上がりの良さはトップアマをも唸らせるレベルだ。
設計者が意図した点は、アスリートゴルファーやレディース、アベレージゴルファーなどあらゆる層のゴルファーに開かれた攻略ルートの設定だ。心行くまでゴルフの醍醐味が満喫できるゴルフ場と言えるだろう。
クラブハウス内も落ち着いた雰囲気に満ちている。天井を高くしたレストランは開放的で、季節の食材を使った豊富なメニューは女性ゴルファーにも人気。スタート前に売店で朝食が取れるのも嬉しい気配りだ。大型のコンペルームも完備されており、企業・団体のコンペ利用も多い。大浴場はラウンド後の癒し空間。ロッカールームも広く、プレー後の爽快感とコースの心象風景をそのままに味わえる雰囲気だ。女性の施設も充実されパウダールームの設置など機能性にもあふれている。
25Y/10打席の練習場も完備。レンタルも充実しているため軽装で訪れることができるのも嬉しい。

大杉9番ホール

ホームコース、接待向きの指定銘柄としても支持率が高い
磐石な経営基盤と脈々と受け継がれる会員本位の運営

現在、様々な制度を導入し、ゴルフを通じた活気あふれる本来のクラブライフが注目されている。会員の定着率も良く、会員間の交流も盛んだ。競技会も多く開催され充実したクラブライフが送れるのも人気の一因となっている。経営も安定感がある。スタッフ教育も行き届いており「おもてなし」の心が感じられ、ゲストプレーヤーからも好評だ。接待需要が多い企業からの引き合いも多く、最近ではコースの良さやアクセスの大幅改善から若い層や女性ゴルファーの入会希望が増えている。姉妹コースにアートレイクゴルフクラブ(大阪府)がある。

コンペルーム

レストラン

コースデータ

  • コース規模=27ホール、10,353ヤード、パー108
  • 設計者=加藤福一
  • グリーン=ベントの1グリーン
  • 開場日=1976年(昭和51年)11月29日
  • 交通アクセス=京都市内から約30キロ、大阪市内から約50キロ。
  • 京滋バイパス笠取ICから約15キロ。南郷ICから約12キロ。
  • 送迎バスあり。近鉄京都線・新田辺駅より約35分(発着時間は要問合せ)
  • プレースタイル=電磁誘導カートによるセルフとキャディ付の選択制。状況により2サムも可能。
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