東城陽ゴルフ倶楽部(京都府)

NICE ON 7月号【Vol. 405】


開場50周年の歴史と伝統が息づくクラブライフ。
老舗ならではの味わい。ラウンドが楽しくなるホール構成。
箱庭を想わせる風情は心象風景に残る。

緩丘陵地に広がる18Hの林間コース。ゴルフの醍醐味を満載のレイアウトが魅力。

開場は1966年(昭和41年)5月22日。半世紀の星霜と伝統に輝く老舗のゴルフ場だ。落ち着いた雰囲気と歴史を感じさせるコースの表情や施設の佇まいは、訪れた多くのゴルファーが「老舗っぽくて良いね。メンバーコースでプレーしている実感があるね。」と異口同音にプレー後に語り合う。アクセスも良く、口コミでの総合評価も高い。

【クラブハウス外観】

【食堂ホール】

コースは、全長6282ヤード(3124Y・OUT/3158Y・IN)とロングコースの部類ではないが、全体的に短いホールから長いホールまでバランスよく組み合わされており、あらゆる層が楽しめる攻略ルートが設定されていて、プレーに全く飽きを感じさせない。
設計は、「自然とコースの一体感、ゴルフの神髄を感じさせる動と静の融合」を信条とする春日井 薫氏の手になるもの。大きく育った樹木でセパレートされた各ホールは、林間コースさながらの趣を湛えている。アウトは自然の広い谷筋を利用して展開しているためフェアウエィも広く豪快だ。反面インは尾根を削ってレイアウトされたホールが続き、どちらかと言えば戦略的。この独特の緩急のリズム感が設計者の意図に見事にはめ込まれるから、ラウンドしていると余計にチャレンジ欲を掻き立ててくれる。
また、グリーンは関西エリアでは珍しいニューベント(CY-2)の品種を使用しているためクオリティーの高い状態に仕上がっていて評判も良い。今年(平成28年)2月より6番ホールのグリーンを全面改造(アンジュレーションの改善等)、6月から使用を開始し好評を得ている。
プレースタイルは、乗用カート使用のキャディー付かセルフの選択制。ツーサムも可能だ。

【クラブハウス 遠景】

姉妹コースに茨木高原CC(大阪府・18H)がある。堅実経営には定評があり、メンバーシップ制の系譜を脈々と受け継いでいる点等、ホームコースの指定銘柄としても人気が高い。
喫茶コーナーがレストランと別棟になっており、その他の施設も使い勝手が良く、スタート前の時間にゆとりを持って有意義に過ごせる。またロッカーは重厚感あふれるウッディータイプ、最新式の指紋認証式の貴重品ロッカーも完備されており安心だ。女性用のロッカールームには洗練されたパウダールームも完備され、女性ゴルファーに優しいゴルフ場としても人気があるのも特徴的。

コースデータ

  • コース規模=18H・6282Y・P72
  • コースレート=71.9
  • グリーン=ニューベント(CY-2)
  • 交通アクセス=名神高速道路経由、京滋バイパス久御山ICから約25分
            第二京阪道路経由、京奈和自動車道城陽ICから約10分
  • 倶楽部送迎バス=近鉄京都線・寺田駅より約10分
  • 練習場=180Y・16打席
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