お仕事のこと

田中工務店さんは創業明治３９年という大変歴史のある総合建設会社ということですが、社長で何代目になられるのでしょうか？

田中 私どもの会社の発祥は大工さんで、創業当時は近隣の木造住宅を主に手掛けていたようですね。私も幼い頃は、よく大工さんに遊んでいただいていましたね。

今日までの長い歴史の中で様々な建築物に携わってこられたと思いますが現在はどのようなお仕事をされておられますか？

田中 現在は施工管理、現場管理が中心で現場監督として総合ゼネコンのような仕事をさせていただいています。戸建て住宅、集合住宅、会社社屋、商業施設、公共施設、教育福祉施設など様々な建築物の設計から施工までトータルに取り扱っております。また、新築工事だけではなく最近はリフォームや修繕工事などのメンテナンスのご依頼も多くなってきていて、お客様とは長いお付き合いをさせていただいています。さらに、地元京都で明治から建設業を営んでいる企業として、京都の街並み保全にも力を入れており、京町家の再生工事や数寄屋造り住宅や社寺仏閣の改修工事なども行っております。

歴史のある企業だからこそできる仕事だとは思いますが、社寺の改修であるとか京町家の再生などは新築以上に大変な作業のように思われますが・・・。

田中 昔の建築物というのは今では希少価値の高い材料が使われています。特に木材などは全然違います。また、当時の職人さんの腕の確かさが偲ばれるような本当にいい仕事をされている建築物も多く、その風合いの良さを損なわないように改修するのは高い技術力が必要です。ただ、今でこそ鉄筋コンクリートだとか鉄骨だとか様々な仕事をさせていただいていますが、創業以来、木造に携わってきた年月が一番長い私どもにとっては、それがやりがいであり楽しみでもあります。

難しい仕事だからこそやりがいがある・・・、技術や経験の蓄積に裏打ちされた言葉ですね。

ゴルフライフについて

それでは、ここからは田中社長のゴルフライフについてお伺いします。ゴルフを始められたのはいつ頃でしょうか？

田中 ２５〜２６歳の頃です。

きっかけをお聞かせください。

田中 大学卒業後、働き始めた当時の会社の先輩方から誘っていただいたのがきっかけです。ただ、特にやりたいから始めたわけではなかったですね（笑）。

当時は社会人になったらゴルフは必須という時代だったのでしょうか？

田中 私がゴルフを始めた頃はバブルの最後のあたりでしたが、仕事がとても忙しかった時期です。その忙しい合間を縫ってゴルフをやっていましたが、内心は「なんでこんな時でもゴルフをやらなあかんのかな」と思っていました（笑）。

現在はどのくらいのペースでラウンドされておられますか？

田中 春と秋に集中していますが、ならせば月３回程度で年間でいうと４０回前後でしょうか。

どなたとラウンドされることが多いのでしょうか？

田中 異業種交流会などでご一緒した経営者の方、同世代の友人などが多いですね。御社の社長とも楽しくラウンドさせていただいております（笑）。

会社でもコンペなどを開催されておられますか？

田中 はい。慶友会というゴルフコンペを年２回開催しています。今年第９０回を迎えます。ですから数えてみますともう４０年以上の歴史がありますね。

参加メンバーはどのような方たちでしょうか？

田中 私どもの会社の仕事に携わっていただいている協力業者様に参加していただいています。私どもの業界は何といってもマンパワーが必要ですので、支えていただいている方々とのおつきあいは大切にしていきたいと思っています。

第８７回慶友会　（２０１６年５月１５日　瀬田ゴルフコース西コースにて）

素晴らしいことです。コンペやお仕事関係、ご友人とのラウンドを楽しまれておられるようですが、今までのベストスコアをお聞かせいただけますか？

田中 ８６だったと思います。随分前のことで、それを超えることが今だにできません。奇跡的に出たスコアですね（笑）。

お好きなクラブはありますか？

田中 どちらかというとショートアイアンが好きですね。ドライバーは良い時と悪い時の落差が大きいのですが、ショートアイアンはそれがないので楽しいです。

クラブなど道具へのこだわりはありますか？

田中 特にありませんが、どちらかというと気に入ったものがあればそれを親しみをもって長く使い続けるタイプかもしれません。

社長は様々なコースでラウンドされていると思いますが、今までで印象に残っておられるゴルフ場があればお聞かせください。

田中 先日ベトナムのゴルフ場でラウンドさせていただいたんですが、想像していた以上にきれいで整備が行き届いていました。緑豊かなゴルフ場で気持ちよく回ることができました。

国内外で楽しんでおられるご様子ですね。
ゴルフを始められてよかったなと思われることはどのようなことでしょうか？

それがまた次の仕事にもつながっていくのかもしれませんね。
ところで、社長は現在どちらかのゴルフ場のメンバーでいらっしゃいますか？

田中 日清都カントリークラブのメンバーです。私が入会したのは約１０年前ですが、それ以前に父もメンバーでよく連れて行ってもらっていましたので、かれこれ２０年は通っているのではないでしょうか。なかなか難しいコースですが、設備も整っていていいゴルフ場だと思います。私が出席させていただいている異業種交流会の参加者の中にも日清都CCのメンバーの方が多く、共通の話題もできて親しくさせていただいています。最近はアマチュアの大会や企業対抗のゴルフ大会などもよく開催されておられるので、メンテナンスには力を入れておられるようでますますこれから期待できます。ですから「いいゴルフ場ですよ」と友人たちを勧誘しているところです（笑）。

社長からご覧になられてゴルフ場全体に対して何かご要望やご提言などはございますか？

田中 そうですね。一般的に見てゴルフ場のサービスというのは昔からずっと変わっていないんだと思います。それがゴルフ場の良さだとは思いますが、やはり時代とともに少しずつ変化させていくことは必要だと思います。今後は若い方たちにマッチしたサービスの提供が求められていくのではないでしょうか。

時代の流れとともにゴルフ場も変わっていかなければならないのかもしれませんね。
社長は大変お忙しそうにお見受けいたしますが、健康維持のために日頃心がけておられることがあればお聞かせください。

田中 私は常に「経営者は健康が第一」と考えています。健康診断を欠かさないことはもちろんですが日頃から身体のバランスを整えるために、食事内容やお酒の量などには特に気をつけておりますし、適度な運動をするように心がけています。年齢を重ねるとともに重力に負けてきてはいるのですが（笑）、気をつけないと現在の体格を維持することはできないと思っていますので、良いことはどんどん取り入れていこうと考えています。

健康法としてウォーキングとかランニングなどはよく聞きますね。

最後になりましたが社長の今後の目標や座右の銘がありましたらお聞かせください。

田中 やはり健康であり続けることですね。健康であるということは経営者の大きな責務の一つだと思っています。私が健康を損なってしまうと社員やお取引先様にも迷惑をかけてしまいます。きちんとした仕事をしようと思ったら、心身ともに健康であるということがまずスタートラインだと思います。その次に仕事の内容であったり、自分の力をいかに伸ばすかということになってくると思います。健康維持のために仕事もゴルフもバランスよく行っていきたいと思います。
それからゴルフでの目標としては、御社の社長にグロスで勝つことと書いておいてください（笑）。

わかりました。その旨申し伝えます（笑）。
本日はありがとうございました。