ゴルフルールQ&A

NICE ON 3月号【Vol. 413】

ゴルフを楽しむには、仲間との語らいや、素晴らしいコースとの出会いなどがありますが、
ゴルフのルールをしっかりと理解しておくことが必要です。
参考:一般社団法人 日本ゴルフトーナメント振興協会「ゴルフルール早わかり集」より


球の捜索と確認(Ⅱ)

バンカー内の砂の中に球が埋まって見えない

球がバンカー内に入ったことは確実なのですが、砂にめり込んで球自体が全く見えない場合、どのように処置すれば良いですか?

ハザード内で球が砂に被われて見つからない場合、球を見つけるために砂を動かすことができます。球を見つけたら、砂を戻して初めに球があった状態に出来る限り復元しなければなりません(なお、復元する場合、球のほんの一部を見えるようにしておくことができます)。球を見つけるために砂を動かしているときに自分の球を動かしてしまっても罪は無く、その球はリプレースしなければなりません。

球がバンカー内の枯葉の中にあり見えない

球がバンカー内の枯葉の中に入って見つからない場合、その枯葉を取り除くことができますか?

球が見つからない場合、ハザード内の枯葉(ルースインペディメント)を動かすことができます。球が見つかった場合、そのルースインペディメントは元の位置にリプレースしなければなりません。ルースインペディメントを取り除く時に球を動かしてしまった場合は1打の罰を受け、その球をリプレースしなければなりません。

球が自分のものか確認したい

発見した球のマーキングが下を向いているために自分の球かどうか確認することができません。 この場合、確認のために拾い上げることができるのでしょうか?

罰なしに、球を拾い上げることができます。球がコース上のどこにあっても、その球が自分の球であるかどうかを確認するために拾い上げることができます。ただし、その場合には次の手続をとらなければなりません。

①マーカーか同伴競技者に球を確認するために拾い上げる意思を前もって告げる

②マーカーか同伴競技者に立ち会う機会を与えたうえで、球をマークして拾い上げ、  確認した後、リプレースする。

木の上に止まっている球が自分のものかわからない

球が林のほうに飛んでいき、探していたところ、木の枝に球が引っかかっているのを見つけましたが、自分の球であることが確認できません。この場合、どのようにすれば良いのですか?

球を探し始めてから5分以内に自分の球であることが確認できなければ紛失球となり、1打の罰を加え、最後にプレーしたところのできるだけ近くからプレーしなければなりません。

木の上の球が自分の球であることがわかったが回収できない

木の高い所に球が乗っていて、双眼鏡で確認したら自分の球であることがわかりました。しかし、その球を打つことはできませんし、回収することもできません。この場合、どのように処置すべきですか?

あるがままの状態でプレーできなければ、1打の罰を加えてアンプレヤブルの処置をとるしかありません。アンプレヤブルの処置は次の3つとなりますがbとcの処置をとる場合は球の真下の地点を基点として処置することになります。

a.その球を最後にプレーした所のできるだけ近くでプレー

b.球の真下の地点とホールを結んだ線上でその後方にドロップ(距離に制限はありません)

c.球の真下の地点から2クラブレングス以内でホールに近づかない箇所にドロップ

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