ゴルフよもやま話

NICE ON 4月号【Vol. 450】


プライベートコンペ

先日、地域のスポーツ仲間といえば聞こえがいいのですが、50~80歳のシニア世代の方も含めてゴルフを楽しみました。若い頃は野球や陸上に青春をかけた人もいますが、今は緩やかなスポーツで第2・第3の青春を謳歌しています。
その日は、京都の東南部にある宇治田原カントリー倶楽部でコンペでした。
気心の知れた仲間ですので、ティーショットの間際までおしゃべりが続き、ミスショットにも歓声が上がり、和気あいあいのうちにスタートしました。
当然シニアティーの方もいるのですが、フロントティーでショットを余儀なくされブーイングも聞こえる楽しいコンペです。

ゴルフ場のある京都・宇治田原地区は、日本緑茶発祥の地であり、江戸時代に「永谷宗円」が現代の緑茶製法の礎となる青製煎茶製法を開発したまちであり、今もまちのあちこちにお茶の文化が息づいています。永谷宗円の生家には製茶道具や当時の焙炉跡が保存され、土曜、日曜、祝日は内部も公開されています。日本遺産に認定された湯屋谷の街並みを堪能しながら散策してみるのもいかがでしょうか。

少しゴルフの話とはずれてしまいましたが、宇治田原CCは1976年に開場、40数年の歳月を経たコースは、歴史が創り出す重厚な雰囲気を醸し出し、大きく育まれた樹木が風格と伝統を伝えています。コースは、27ホールで構成され全体的にゆったりとしており、フェアウェイも雄大で豪快にドライバーが打てる距離感も人気のひとつです。
またグリーンも大きく、パッティングクォリティーも高いのでカップインするまで気が抜けません。冬場のゴルフでしたので、芝はまだ芽を出す前ですがメンテナンスはきちんとされており、プレー環境としてはとても良かったです。
見晴らしの良い打ち下ろしのホール、アップダウンのあるフェアウェイ、広くゆったりとしたホールなど友人との会話もはずみ、楽しく進行していきました。谷越えのパー3ホールもなんなくクリアーし、バンカーからのナイスアプローチ、緑が美しい大きなグリーンなどゴルフの醍醐味を充分に味わい友好も温められ、18ホールを終了することができました。

ホールアウト後はコーヒーを飲みながら、それぞれに自慢話と言い分け話に花が咲き、スコアカードを眺めながら、次のラウンド予定を確認しながら帰路に着きました。
ゴルフをプレーしてつくづく思うのですが、一つ一つのショットに同じものがない、パッティングにしてもグリーンの芝目やアンジュレーションなど同じ力で打つことはできません。このショットの妙がゴルフの楽しさをより倍加しているのでしょうね。
胸に秘めた闘志は次のラウンドで発揮できるのでしょうか、楽しみです。

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