ギャラリースタンド

NICE ON 7月号【Vol. 441】


第2の全盛期に期待感高まる完全復活のタイガー・ウッズ。
東京五輪出場も射程内にあるのか!?

4月に開催されたマスターズで11年ぶりのメジャー勝利を挙げたタイガー・ウッズ(43歳)。ビッグニュースが久しくなかったゴルフ界に完全復活か!と大きなニュースを運んでくれた。
勇気を貰ったのは、ゴルフ界のみならず、スポーツ界で復帰を目指し日夜トレーニングに励む人や、仕事や健康面で挫折を感じている中高年だったかもしれない。
期待したいのは、タイガー・ウッズの第2の全盛期がこれを機に現実に訪れることだ。
記録としては、サム・スニードの82勝、ジャック・二クラスのメジャー18勝にどこまで近づくか?また米PGAツアーでの最年長優勝は、サム・スニードの52歳10ヶ月。最近では、2015年にデービス・ラブⅢの51歳4ヶ月10日というのが記録として残っている。

40歳を過ぎてから全盛期を迎えた選手も多い。ビジェイ・シンは34勝の内、40歳を過ぎてからの勝利が半分以上。現在48歳で活躍中のフィル・ミケルソンも「今が、キャリアのベスト」と鼻息も荒い。「40代、50代もトップパフォーマンスを続けて行きたい」と言うタイガー・ウッズ。トレーニングでケアすることも怠らない。これまでは、ジュニアに大きな影響を与えてきたが、これからは、中高年に勇気を与えてくれるはずだ。

また、タイガー・ウッズで目が離せないのが東京五輪への出場枠レース。43歳のタイガー・ウッズにとって、五輪出場はめったにないチャンスだけに、五輪出場への意欲も半端ない。現在の世界ランキングは、5位(6月7日現在)。米国人としては、3番目に位置している。五輪には、総勢60人が出場するが、各国の世界ランキング上位2選手が代表となり、ランク15位以内は1カ国につき、上限4人までが出場できる。米国は現在ランク15位以内に10人がひしめいており、タイガー・ウッズは、ぎりぎりの線上にいる訳だ。代表枠確保には熾烈な争いは必死だ。ランキングを上げるためには出場する試合を増やすことも選択肢となるが、それも年齢を考えると難しい。メジャー大会で好成績を残せば、出場枠はより近づく。東京五輪出場を視野に、タイガー・ウッズはマスターズに続くメジャー制覇に意欲を燃やしている。

一方、東京五輪の出場を巡っては、ローリー・マキロイの動きも注目を集めた。国籍は英国だが、ジュニア時代を過ごし、愛着のあるアイルランド代表枠を選んだ。国を背負って闘う五輪だけに、悲喜こもごもとしたエピソードやドラマは多くある。各国の代表が決定するのは、来年6月下旬。タイガー・ウッズが出場するかどうかは、世界中のゴルファーや中高年の関心事。
タイガー・ウッズの2度目の黄金期は果たして来るのか、待ちわびる人たちは多い。

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