ゴルフルールQ&A

NICE ON 5月号【Vol. 439】

ゴルフを楽しむには、仲間との語らいや、素晴らしいコースとの出会いなどがありますが、ゴルフのルールをしっかりと理解しておくことが必要です。

参考:一般社団法人 日本ゴルフトーナメント振興協会「ゴルフルール早わかり集」より


※2019年度よりルールが改正されました。一部反映されていない箇所があるかもしれませんがご了承ください。

◆誤所からのプレー(Ⅱ)

球がアウトオブバウンズだったのにティーに戻らない

ティーショットが200ヤード先の林の中に入り、行ってみると球はアウトオブバウンズになっていました。そこでティーに戻ろうとしましたが、後の組も来ているので「ここから第4打でプレーする」といって、アウトオブバウンズとなった付近のインバウンズに球をドロップしてプレーしました。この場合、どのような処置をすれば良いですか?

球がアウトオブバウンズになったのであれば、ティーから第3打をプレーしなければなりません。それにもかかわらず、200ヤード先の場所からプレーしたことは誤所からのプレーとなり、質問のケースでは重大な違反となるおそれがあるので、2打の罰を加えてティーからプレーし直さなければなりません。この場合、打ち直しは第5打目になります。
但し、2019年改正の新ルールでは、「2打罰を加えてOBゾーンに入った付近からプレーできる」というローカルルールが推奨されます。あくまでローカルルールですので、大会などでは認められない見込みです。

他の競技者のボールマーカーの前に球をプレースしてプレーした

パッティンググリーン上で誤って球を他の競技者のボールマーカーの前にプレースしてプレーしてしまいました。この場合、どのような処置をすれば良いでしょうか?

重大な違反がなければ、2打の罰を加え誤所からプレーした球でホールアウトしなければなりません。重大な違反がある場合は次のティーショットをプレーする前に訂正のプレーをしなければなりません。

ウォーターハザードなのにラテラル・ウォーターハザードの処置をとる

球がウォーターハザードに入ったが、ラテラル・ウォーターハザードだと勘違いして、球が最後に限界を横切った地点から2クラブレングス以内にドロップしてプレーしました。この場合、どのような処置をすれば良いでしょうか?

規則で認められない場所にドロップしてプレーしているので誤所からのプレーとなり、重大な違反がなければ、2打の罰を加え、その球でホールアウトしなければなりません。
但し、2019年改正の新ルールでは、ウォーターハザードはペナルティーエリアとなりますので、イエローペナルティーエリアはウォーターハザードの処置をとることができ、レッドペナルティーエリアはラテラル・ウォーターハザードの処置をとることができますが、対岸での救済は廃止されます。

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