株式会社アイ・サポート/株式会社アイネスフーズ 代表取締役
林 功さん
Isao Hayashi
今回のゲストは株式会社アイ・サポート/株式会社アイネスフーズ 代表取締役 林 功さんです。林社長は20年間の印刷会社勤務の後、7年前に独立して(株)アイ・サポートを設立されました。現在は印刷のみにとどまらず企業戦略にかかわる様々な業務までをこなすプロデューサー的な分野にも進出。食専門のプロデュースを行なう(株)アイネスフーズも立ち上げられました。会社経営にとって何と言っても大切なものは人とのつながりで、その潤滑油としてゴルフが大いに役立っておられるとのことでした。
取材日:2018年12月25日/場所:株式会社メンバーズゴルフサービス本社
お仕事について
林社長は7年前に(株)アイ・サポートを設立されたそうですね。
林 会社を設立する前の20年間は印刷会社に勤めておりまして、7年前に独立致しました。
業務内容についてお聞かせください。
林 各種商品や製品のカタログ、食品のギフトパッケージ、お店や企業ブランドのロゴ、ショップカード、イベント・セールのチラシ、食品販売企業の新商品・イベントなどの企画・提案、webサイトの構築・作成・運営など企業の戦略に関わる様々な業務を行っています。
印刷のみにとどまらず、新商品の企画や企業戦略の提案など業務内容は多岐にわたっておられますね。
林 私どもの会社はギフト用パッケージや包装紙などの取り扱いが比較的多いのですが、今以上に業務を拡大させていくためにはそれだけではなくて独自の強みというものが必要になります。そこで、外側だけではなくて中身である商品についても企画・提案していくことを考えついたわけです。さらに、提案するだけにとどまらずお客様とメーカーの橋渡し的な役割も果たして、製造ラインに乗せ、世に出すまで担当させていただくこともあります。幸いこの業界で約30年間、様々な仕事をさせていただいたことによって、この仕事であればこの業者さんにお願いすればいいという経験が蓄積されておりましたので、そのあたりは得意分野でした。
それは大きな強みになりますね。ただ、なぜ印刷会社さんがそこまでされるのかという感覚はありますが・・・。
林 やはり、今の印刷業界はネット印刷会社の台頭により、一般の印刷物を扱っている会社には強烈なアゲインストの風が吹き荒れています。それゆえ、会社を維持発展させるためには、得意分野の食品関係を深く掘り下げて、お客様の商品開発に携わり協力していくということが一番の早道でした。その中で思い切って食品専門の株式会社アイネスフーズという会社を立ち上げました。
商品開発というと大変難しく、責任重大なお仕事でもありますね。
林 まあ、根本はおいしいものをつくったらいいという話ですから(笑)。手頃な価格で今の時代に合ったおいしいものを作ったらいいということです。
それが一番難しいことだと思います(笑)。
ゴルフライフのこと
それでは、ここからは林社長のゴルフライフについてお伺いします。ゴルフを始められたのはいつ頃でしょうか?
林 24歳の頃です。
どのようなことがきっかけだったのですか?
林 当時はまだ会社勤務だったもので、取引先のお客様から「ゴルフくらいできないと困るよ」と言われたことと、上司からも「自分のクラブを譲るからすぐラウンドして来い」と言われまして(笑)、仕方なく始めました。
当時はそれが常識でしたね(笑)。コースに出られる前にレッスンなどは受けられたのでしょうか?
林 全く行かず、2〜3回程度打ちっぱなしに行ってからすぐラウンドしました。少々ゴルフを甘く見ていたのかもしれません(笑)。
初ラウンドはいかがでしたか?
林 スコアは130台だったと思いますが、全然面白くありませんでした(笑)。初ラウンドのゴルフ場が狭くてOBばかりで、ゴルフってなんて面白くないスポーツなんだと感じてしまい、それから約1年間クラブも握らなかったしゴルフをやめようと思いました。
それがなぜ再開されたのでしょうか?
林 その後結婚をして義父と一緒に日野ゴルフ倶楽部へ行ったんです。スコア自体は105〜106程度だったと思いますが、その時になんて広々として思い切り打てるコースなんだ、これこそゴルフの醍醐味だと感動しまして、その面白さを再認識して再度一生懸命取り組み始めたんです。凝っていたころは年間50〜60回はラウンドしていました(笑)。
現在はどのくらいのペースで行かれていますか?
林 1年で大体30回前後でしょうか。
今までのベストスコアはどれくらいですか?
林 瀬田ゴルフコース西コースで74というのが1回ありました。と言ってもグリーン近くからのチップインバーディーを3回含むですから全くのまぐれですね(笑)。
普段はどのような方とラウンドされることが多いのでしょうか?
林
仕事の取引先の方たちが多いですね。それから現在メンバーになっている日野GCのメンバーの皆さん。また、私の出身校である東山高校のゴルフの会の友人たちが最近は多いですね。実は2018年10月に東山高校が開校150周年を迎え、その記念事業のお手伝いをすることになったのがご縁で校友会の幹事をさせていただくことになったんです。私はそれまでは自分から東山高校出身者であることを一度も言ったことがなかったのですが、今では積極的に公言しています(笑)。校友会の幹事をさせていただくようになって同級生たちとも再会することができ、それをきっかけに東山高校の同級生だけのコンペや東山校友会主催のコンペにも積極的に参加しています。また、同級生の中に同志社香里高校の友達がおり、それが縁で今では東山VS同志社香里として年2回の対抗戦を開催しています。皆、年齢的にも余裕が出てきたのか参加者も多く、とにかく毎回ゴルフから夜の宴会まで楽しんでいます。
また、東山高校卒業生だけで、毎回80名程度を集めて、年2回「東山校友会 文化・経済フォーラム」として、東山高校卒業生で現在活躍されている方を講師として勉強会を実施しています。私どもも会社を挙げて、集客から運営までお手伝いをしています。最近では、東山東京会として、東京で活躍している東山卒業生を集めて、東京でも同じような勉強会を開催しています(笑)。
2018年東山高校校友会コンペにて
東山VS同志社香里 対抗戦にて
学生時代の友達はいいものですね。旧交を温めるためにゴルフが一役買っているというわけですね。他にもゴルフに関して何か面白いエピソードがあればお聞かせください。
林 以前、このコーナーにも出ておられた山田製油の山田社長が主催されている京都オープンゴルフ選手権でプロゴルファーで解説者のタケ小山さんと一緒にラウンドさせていただいたことがありました。テレビで拝見する通りの明るい方でとても楽しいラウンドでした。
それは貴重な経験でしたね。
社長は今まで国内外の様々なゴルフ場へ行かれたと思いますが、お気に入りのコースがありましたらお聞かせください。
林 景色や雰囲気が素晴らしかったのは川奈ホテルゴルフコース。去年2回行った沖縄のザ・サザンリンクスゴルフクラブも好きなゴルフ場です。また、福島県にあるボナリ高原ゴルフクラブは「日本一美しいパー5」があるコースと言われていてそれを目当てに行きました。もちろん、メンバーコースである日野GCが一番のお気に入りのゴルフ場ですよ(笑)。
それは何よりです(笑)。日野GCでは競技会などにもよく参加されるのでしょうか?
林 月例には大体毎回参加しています。日野の場合は、AクラスとBクラスが一緒にラウンドできるようになっているため、友人たちとも参加しやすくてとてもいいですね。他にも各種競技会にはできるだけ参加するようにしています。
日野GCのメンバーの皆さんとは積極的に交流されておられるようですね。人とのつながりが広がることがゴルフの魅力でしょうか?
林
それはありますね。様々な方とお会いして仲良くしていただいて、ビジネスにつながったこともありますし、現在主要な仕入れ先になっていただいている方との出会いもありました。私どもの仕事は人と出会わなければ成り立たない商売ですので、ゴルフを通じて人とのつながりの輪が広がることは自分の人生にとって非常にプラスに働いていると思います。
また、ゴルフって仕事と一緒で努力はしていかなければいけないんですがそれが必ずしも報われるというものではないですよね。いくら練習して臨んでもその日の身体のコンディションとか天気とか様々な条件がマッチしないといいスコアが出ません。仕事も同じで一生懸命やったからと言ってお得意先様に恵まれなかったり、先方の事情などによっても業績が左右されてしまいます。でも努力をし続けておかないといざという時に間に合わない。ゴルフと仕事には共通点が結構あって、奥深いですよね(笑)。
多くの魅力をゴルフは兼ね備えていますが、最近の若い方たちはなかなか積極的にはされません。何か解決策はないでしょうか?
林 やはり、私も含めてゴルフをされている方がゴルフの良さを若い方たちに伝えてあげたり、誘ってあげることが大切だと思います。私なども最初の頃は先輩方からゴルフのルールやマナーを教えてもらったり、クラブを譲ってもらったり、コンペに強制的に参加させられたり(笑)しながら、少しずつゴルフの面白さがわかっていったということがありますからね。
身近な先輩ゴルファーがもっと働きかけてあげることが必要なんですね。
その他にもゴルフ会員権であるとかゴルフ場へのご要望などがありましたらお聞かせください。
林
会員権を買って、なじんでしまえば月に1回は必ず公式的なコンペがあって、順位が出て自分が努力したこととか練習したことが試される場が
あるので、いい意味で考えるととても楽しいことだと思いますが、その波に乗れなければ買っても仕方がないということになるのだと思います。ゴルフ場側への要望としてはメンバーが気軽に参加しやすいイベントとかコンペをもっと増やせばいいんじゃないかなと思います。比較的日野GCは月例競技会以外にいろいろなタイトルを付けた大会を頻繁に行っていますので、非常に楽しい倶楽部だと思いますよ。
そうやってメンバー同士が交流することによってゴルフ場へ行くことが楽しみにもなりますよね。貴重なご意見をありがとうございました。
最後になりましたが仕事やゴルフに関して、今後の目標がございましたらお聞かせください。
林 ゴルフについては一度でいいからシングルハンデになりたいと思います。11まで行ったところで頭打ちして後退してしまいましたので・・・。最近ちょっと調子がいいので頑張ってみたいと思います。
シングルハンデというのはどなたにとっても魅力的なものです(笑)。
本日はありがとうございました。
株式会社アイ・サポート/株式会社アイネスフーズ
http://www.ai-support-inc.com/
代表取締役 林 功さん
Profile
京都市右京区在住
1963年5月12日生まれ(満55歳)
●ゴルフ歴 約31年
●所属コース 日野ゴルフ倶楽部・オレンジシガカントリークラブ
●ハンディ 13(日野ゴルフ倶楽部)