ディアーパークゴルフクラブ (奈良県)
40有余年の歴史と伝統に刻まれた品格と風格。古都奈良の風情が香る美しい18ホールズ。四季折々の花木が彩る各ホールは、プレーの醍醐味にあふれ、球趣尽きない編成になっている。
大和青垣国定公園の原生林に囲まれた丘陵の一角に、1975年(昭和50年)9月9日、数多くのコース施工の実績を携えた㈱竹中土木がその英知を結集して開場させた。コースの西側には名刹・春日山を望むなど、自然環境に恵まれ、コースは四季折々の表情を見せる。中でも梅の木が多く、春のコースビューは圧巻だ。コース内も様々な花に彩られ「花のディアーパーク」とも呼ばれ親しまれている。
コースは、アウトとインが対照的でプレーの変化が楽しめる。
アウトは距離もたっぷりあり、豪快に打っていける。中でも3番、4番は難ホールとして知られチャレンジ精神をそそる。6番ホールも緑豊かで心を和ませてくれる。
インは、適切な距離だが、池絡みのホールも多く、スコアメイクに苦慮する。18番は景観美に溢れ、心象風景に残るホールとして語り継がれている。
コース全体としては、約70個のバンカーと大小8個の池が各ホールに絶妙に絡み、多彩なプレーを引き出している。
8番ホール
10番ホール
クラブハウスは、古都奈良の風情とベストマッチングし、伝統的な瓦屋根の流線型が上質の佇まいを魅せてくれる、また各施設も充実しており、より豪華さがかもし出されている。バブル期の名残を感じさせるが、動線は機能性にあふれるものだ。
時代の流れに沿い、女性施設も充実させ優しさも演出、多くのゴルファーから親しまれる進化系のゴルフ場である。コースメンテナンスも積極的で常にベストコンディションを保っている。
また定番料理として、大和地鶏の親子どんぶりは人気のメニューである。
会員本位の運営が信頼を築く。
少数会員制が可能にする上質のクラブライフが魅力。
正会員数は1000名弱と少数。平日・週日会員を含めても総数は1200名以内と適正数だ。会員も関西の財界人をはじめ多くのオーナーや経済人が在籍し、質の高さにも定評がある。
バブル崩壊で多くのゴルフ場の経営の礎に注目が集まったが、その方向性としていち早く会員による自主運営を目指したゴルフ場として斯界でも評価を高めた。また健全運営(一般社団法人)により、信頼度は高まっていった。
昨今は、アスリート派や女性ゴルファーにも人気が出てホームコース指定銘柄として注目されている。接待需要などでも個人・法人からの引き合いも多い。名義書換料金の減額もゴルフ場の運営姿勢を示すものだ。スタッフやキャディーの応対も良く、メンバーからの評価も高い。
練習グリーン
フロント
ロビー
レストラン
コースデータ
- コース規模=18ホール、6830ヤード、パー72
- グリーン=ベント(ペンクロス)1グリーン
- コースレート=73.0
- プレースタイル=全組キャディー付き。乗用カートによるラウンド。状況により2サムも可。
- 練習場=30ヤード、12打席。
- 交通アクセス=第二阪奈有料道路・宝来ランプより約15km。
- 西名阪自動車道・天理ICより約16km。
- 近鉄奈良線・JR奈良線の奈良駅からタクシーで約25分。
- 近鉄奈良駅からクラブバス発着(平日のJR奈良駅は要予約)