ゴルフツアーの観戦について!

NICE ON 7月号【Vol. 429】


ゴルフツアーの観戦について!

私はゴルフ観戦にも興味があるのですが、関西で開催されるトーナメントは限られていますので、年5、6回といったところです。
では観戦の楽しみはどんなところにあるのでしょう。順を追って検証してみましょう。
プロの選手を間近で見られること、スイング技術を目の当たりに出来ること、男子プロの半端でない飛距離、女子プロの華麗なスイング、絶妙なアプローチ、素晴らしいバンカーショット、バックスピンの魔術、グリーン上の芝目を読む技術などなど・・・

一般の観客にとって、不便なこともあります。ゴルフ場のクラブハウスには入れませんし、車で乗り入れることも出来ません。でも心配ご無用、ギャラリー用の専用駐車場からあるいは公共交通機関の最寄り駅からはギャラリーバスが用意されていますので、会場までは周りの風景を見ているうちに到着します。
会場に入れば、まずコースの美しさやゴルフ場の自然を堪能してください。フェアウェイの美しさ、手入れされた芝生や樹木など、概ね立派なクラブハウスも見えますので、異次元の世界に誘われた感覚を持たせてくれるゴルフ場もあります。
私は練習グリーンやドライビングレンジで選手のプレー前のリラックスした様子を見ることもあります。選手同士が戦う前に笑顔で話をしていたり、専属キャディーと綿密にパターの練習をしているのを見ると、戦闘状態に入っているのを感じます。キャディー同士が話しをしているのは情報交換をしているのでしょうか?

さあ、いよいよコースに入ります。ゴルフ観戦はいろんな条件が付いて回ります、進入禁止のエリアや近くに飛んできたボールには触らないなど、難しいことではありませんので係員の指示には従うようにしましょう。観戦エリアはティーグランドの周りを除けば自然のフィールドを歩くことになります。服装は特に決まりはありませんが、暑い夏は速乾性の生地を選ぶのも必要かもしれません。シューズは舗装された場所ではありませんので運動靴がベターです。コース内にいくつか売店が設置してある場合もありますが、基本的には飲み物はペットボトルなど用意しておくことは必須です。日陰のある場所も少ないので熱中症対策は気をつけてください。

広いフラットな会場の場合はいいのですが、日本の場合はギャラリー専用のスペースを取れるゴルフ場は限られています。フェアウェイ横の斜面や小高い丘の上を鈴なりのように歩かなければなりませんので、気をつけてくださいね。

最後になりますが、好きな選手、目当ての選手について廻る「同行観戦」や、見やすいフラットな場所を探して、一定の場所での全選手の「定点観戦」も楽しいですね。その場合は簡単な折りたたみチェアーがあれば楽ちんです。手ぶらで来て楽しく観戦したいあなたには最終ホールのギャラリースタンドで「じっくり観戦」もお奨めです。この場合は特に最終日は、早めに行って場所の確保が必要ですのでご了解ください。

そのほか会場内にはギャラリープラザが設置されており、飲食スペースや地元特産品の販売、大会グッズ、選手のサイン入り商品なども販売されますのでお宝探しも楽しみの一つです。

ゴルフ観戦のマナーは、プレーヤーの迷惑にならない、ショットの前には動かない、物音を立てない、これは原則ですがそれ以上のことを観客に求めるのはいかがなものでしょう?
5月に開催された関西オープンゴルフ選手権競技ではカメラOKのエリアが一部設けられていましたが、撮影については原則禁止です。しかし記念の写真など楽しみにされているお客様もいるでしょう。選手個人の肖像権・プライバシーや大会主催者側の著作権問題などがあるのでしょうがコース内の一部のエリアを開放するなど、ギャラリーファーストで、主催者、協会、選手会などがもう一歩進んだ営業戦略を考えれば観客動員にもつながるのではないでしょうか。
スポンサーの関係者やゴルフ愛好者だけでなく幅広くお客様にご来場いただけるようなシステムも考えて欲しいですね。

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