キングスロードゴルフクラブ(兵庫県)
名匠・鈴木正一氏が奇跡ともいわれる造形を可能にした会心の18ホールズ。
シビア、イージー、スタンダード3要素の組み合わせが絶妙のホール構成。
1991年(平成3年)7月、広大な三木市吉川町の緩丘陵地に自然の地形を巧みに活かし、名匠・鈴木正一氏が自らの会心作と呼ぶ18のプレーステージを完成させた。27年の歳月を経たコースは、その歴史が育む時を重ねた樹木が落ち着いた雰囲気を醸し出し、成熟した老舗ゴルフ場のような風格さえ感じさせる。
各ホールの高低差は約20メートル、点在する大小の池、緩やかな起伏を巧みに取り入れ見事なまでの造形美を完成させている。
自然林で完全にセパレートされた林間コースの趣きは、自然との一体化を感じさせ、味わいのあるプレー空間を創り出している。
ティーグランドはゆったりとしたスペースがとられ、グリーンは広いベントの1グリーン。フェアウエイからグリーンを狙うショットの場合は必ずピンの根元が視認できるように設計されている。毎年レディースティーを増設するなど、ゴルファーに優しさと攻略ルートの楽しさを与えてくれる。また、ゴルフの持つスポーツとゲーム性をうまく引き出す鈴木氏ならではの繊細かつ精緻な技術も忘れていない。
ハーフ9ホールの中に、シビアなホール、イージーなホール、スタンダードなホールを3ホールずつ組み合わせ、プレーにリズム感を持たせ、かつ飽きを感じさせない構成になっている。バンカーも計算された位置に配され優美な造形と戦略性を演出している。
プレースタイルは、キャディー付きの電磁誘導乗用カート利用が基本だが、ここではキャディーのことをコースレディーと呼び、細やかな配慮と爽やかな笑顔で一日のプレーを楽しませてくれる雰囲気づくりとサポートを実践している。今年7月にはGPSナビも導入予定しており、より快適なプレーが可能になった。常に最高のコンディションでゴルファーが迎えられるようコースや設備の整備に取り組む姿勢は高い評価を得ている。コースの完成度の高さは、第17・18回南都オープンゴルフトーナメントの舞台となったことでも実証されている。
クラブハウスもスコティッシュな伝統を汲むレンガ造り、動線もモダンラグジュアリーを感じさせ落ち着いた洗練された空気感が流れている。レストランメニューも豊富でグルメ派も堪能できる。豪華で気品がある調度品、アメニティーはメンバーだけでなくゲストプレーヤーからも満足度が高い。
人と人との出会い、会員間の交流、ゴルファーの絆といったゴルフを媒介としたライフスタイルをも提案したゴルフ場は少ない。そんな、心象風景に残るプレーだけでなくトータルで価値ある一日が楽しめるゴルフ場といえる。
外観
メインロビー
ロッカールーム
大浴場
落ち着いたクラブライフと接待需要を求めるゴルファーには最適の銘柄
会員本位制の運営と堅牢な経営基盤は安心感がある
ホームコースに何を求めるかでゴルフ場の選定は異なってくるが、安心感・ハイグレードな雰囲気・接待感覚を求めるには最適のゴルフ場だ。少数会員による運営は会員本位の運営を可能にしている。姉妹コースに三田レークサイドカントリークラブ(兵庫県)を持つが、その経験と実績が活かされた運営がなされている。
現在様々な制度を導入し、ゴルフを通じた本来のクラブライフが注目されている。ホームコース指定コースとしての人気度は高い。法人の買い替えコースとしても需要が高まってきた。
コースデータ
- コース規模=18ホール、7,058ヤード、パー72
- 設計者=鈴木 正一
- コースレート=73.5(OUT・IN・ベント)
- 交通アクセス=中国自動道・吉川ICから約7キロ。
舞鶴自動車道・三田西ICより約7キロ。
電車利用=JR宝塚線(福知山線)・相野駅からタクシーで約8分
クラブバスあり。JR相野駅から発着(要予約) - 練習場=8打席・80ヤード。パッティンググリーン2面
- ラウンドスタイル=キャディー付き電磁誘導乗用カート使用。
基本は1組4名。 3サム・2サムも可能