ナイスオン健康コラム

NICE ON 12月号【Vol. 422】

このコーナーは京都工場保健会様のご協力により掲載しています


ラクらくストレッチ

◆腰痛対策(前編)

厚生労働省の調査によると、日本の腰痛持ちの人口は約2800万人です。また、職場における休業4日以上の業務上疾病のうち、腰痛は約7000件、全体の60%を占めています。
この多くの人を悩ませている腰痛は、大きく2つに分けることができます。ひとつは、診察や画像診断などで原因が特定できる「特異的腰痛」、もうひとつは、原因が特定できない、言い換えれば、心配する病気がない腰痛で「非特異的腰痛」と言われます。
「非特異的腰痛」と分かれば安静にし過ぎず、ストレッチなどを行って、『動いて治す』ことが大切です。

(京都工場保健会 健康運動指導士 齋藤 直子)

わき腹のストレッチ

①壁から1歩分前で、足を腰幅ぐらいに開いて立つ

②息を吐きながら、腰を動かさずに上半身だけをひねり、両手を壁につく。 ※反対側も同様に行う

背中のストレッチ

①イスに浅く座り、クッションなどを太ももにのせる。

②息を吐きながら、上半身を前に倒して背中を丸める。 できれば、腕を太ももの裏に回して組む。

効果的なストレッチのポイント
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●呼吸を止めないようにしましょう。
●ゆっくりと「痛気持ちいい」ところまで伸ばしましょう。
 ※急激に、強い痛みを感じるほど伸ばすと、筋肉は反射的に縮もうとして伸びにくくなるのです。
●繰り返し行いましょう。

安全のために
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●それぞれのストレッチは、無理のない範囲で、少しずつ増やしていきましょう。
●体調が悪い時は、無理をしないようにしましょう。
●痛みや違和感がある場合は、運動を中止して専門医に相談しましょう。

参考文献:「ストレッチ・メソッド」(高橋書店)「世界一伸びるストレッチ」(サンマーク出版)

人間ドックのスペシャリスト集団
一般財団法人京都工場保健会


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