ジュニアゴルファーに必要なこれだけはやって欲しい運動

NICE ON 11月号【Vol. 421】


ジュニアゴルファーに必要なこれだけはやって欲しい運動

最近よく耳にするのが、和式トイレに座れない子供たちの話です。
椅子の生活が悪いとは思わないのですが、しゃがむ事に必要な感覚やカラダの使い方を無くして行く事は、色々な意味で問題があると考えます。
そこで、今回は主にジュニアゴルファーに行なってもらいたい動けるカラダの作り方をいくつか紹介したいと思います。勿論、大人の方が行なっても効果があると思われる内容ですので、興味がある方は是非トライしてみて下さい。

①しゃがむ

●びょうぶ座り(※)・・・立った状態から背中を前に倒さない様にしゃがむ。

(※)びょうぶ座りとは
足を腰幅以下に開き、踵は浮かさない、背中は床と垂直、背中(腰)を反らさない、丸めない、膝は外に開かない、踵(アキレス腱あたり)にお尻がつくまでしゃがむ

●しゃがんでから横座り・・しゃがんだ状態から左右の脚を交互に内側へと倒す動き。

②歩く

●骨盤歩き・・・脚を伸ばした状態で床に座り骨盤を交互に前へと動かして前進する。

●しゃがんだまま歩く・・・まさに字の如くしゃがんだまま歩きます。頭の上下動が無い様に注意しましょう。

③回る

●足首で回る・・・立った状態で足裏の中心を床に着かない様に、足首を回転させます。

●でんぐり返り・・皆様お馴染みのでんぐり返り、上手く出来る方は回転後立つところまで行きましょう。

如何ですか、お子さん達はしっかり出来たでしょうか。トライしてくださった大人の方々は如何だったでしょうか。子供の頃は出来たのにと思われた方もおられたと思います。
ここで注意してもらいたいのは、出来たか?出来ないか?よりもカラダの動きを感じ取る事がとても大切なのです。
子供達に出来ない事を注意せずに「ここが、こうなっているよ」と言うように気付かせてあげる事を周りの大人は行なって下さい。決して評価をしない様にしましょう。
これらの単純に感じる動きは、ゴルフスイングにとても大切な連鎖運動の基本を鍛えるトレーニングになります。行なってくださった方は今後もぜひ続けてください。
これから向かえる冬場のトレーニングには打って付けですので是非取入れられる事をお勧めします。

志村 博康プロ(しむら ひろやす)

 志村 博康プロ(しむら ひろやす)

スイングファクトリー代表。高校卒業後アメリカ・サンディエゴに渡米し、USPGAプロのパトリック・E・ショウ氏に師事し、最新のゴルフ理論を学ぶ。カリフォルニアミニツアーにも参戦。京都初のTPI(Titleist Performance Institute)認定プロコーチ。メディカル、フィジカル、テクニカルにおけるゴルフのスペシャリストとして世界基準認定を取得しております。
現在、よしみねゴルフクラブ(京都市西京区)にて完全個人指導にこだわったマンツーマンレッスンを実施。

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