ゴルフルールQ&A

NICE ON 6月号【Vol. 416】

ゴルフを楽しむには、仲間との語らいや、素晴らしいコースとの出会いなどがありますが、ゴルフのルールをしっかりと理解しておくことが必要です

参考:一般社団法人 日本ゴルフトーナメント振興協会「ゴルフルール早わかり集」より


◆ハザード内での禁止事項

バンカー内の地面に触れる

バンカー内の球をプレーしようとしてバンカー内を歩いているときに誤ってクラブをバンカー内の砂につけてしまいました。この場合、罰を受けますか?

球がハザード内にある場合、ストロークする前にそのハザード内の地面に触れてはいけません。したがって、プレーヤーは2打の罰を受けます。また、バンカー内の水に触れることはできますが、ウォーターハザード内の水に触れることはできません。

バンカー内の石を取り除く

バンカー内に球があるときに、そのバンカー内にある石を取り除くことができますか?

石はルースインペディメントです。球がハザード内にある場合、そのハザード内のルースインペディメントを取り除くことはできません。取り除いた場合は2打の罰を受けます。 ただし、委員会は、コースの地質上の理由でコース整備で努力しても石を取り除くことができず、そのような石がプレーヤーに危害を加えるおそれがあり、ゲームのプレーに妨げとなると考えた場合はそのような石を障害物として扱うローカルルールを制定することができます。

バンカー内にクラブを置く

バンカー内の球をプレーするために2本のクラブを持ってバンカー内に入り、使わないと決めた方のクラブをそのバンカー内に置いてからプレーしました。この場合、罰を受けますか?

罰はありません。次のような場合にはバンカー内に触れることは認められます。 ① 転んだり、転びそうになったのを防ぐとき ② 障害物を取り除くとき ③ 距離を測るとき ④ 球の位置をマークしたり拾い上げたり、リプレースするとき ⑤ ハザード内にクラブを置くとき

ハザードの状態をテストしたとみなされる行為

球がハザード内にある場合、そのハザードの状態をテストすることは違反となりますが、違反となる具体的な行為の例を教えてください。

次の行為は違反となります。 ・ストロークや練習スイングのためのスタンスをとるのに必要以上に足をもぐりこませること ・レーキなどの物を意図的にハザード内の砂や地面、ウォーターハザード内の水に突き刺すこと ・ストロークする前にそのハザード内をならすこと ・ハザード内の地面やウォーターハザード内の水に触れること

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