アンプレヤブル

NICE ON 7月号【Vol. 405】

参考 : 社団法人日本ゴルフトーナメント振興協会「ゴルフルール早わかり集より」


アンプレヤブルの処置

アンプレヤブルの処置を教えてください。

球がウォーターハザード(ラテラル・ウォーターハザード)外にある場合、プレーヤーはいつでも自分の意思で自分の球をアンプレヤブルとみなすことができ、1打の罰のもとに次の処置をとることができます。
1. 初めの球を最後にプレーした所のできるだけ近くでプレー
2. ホールと球のあった箇所を結んだ線上で球のあった箇所よりも後方にドロップ(距離に制限なし)
3. 球から2クラブレングス以内でホールに近づかないところにドロップ

暫定球をアンプレヤブルの球として使えるか

ティーショットがアウトオブバウンズのおそれがあったので暫定球をプレーしました。第2打地点に行くと初めの球が林の奥のインバウンズの所にある木の根の間に挟まって見つかりました。プレーヤーは初めの球をあるがままの状態でプレーすることが不可能なのでアンプレヤブルの処置をしたいと考え、ちょうど暫定球はフェアウェイの真ん中にあったので、その暫定球をアンプレヤブルの処置としてティーインググランドからの打ち直したものとしてプレーを続けたいと考えました。このような処置をとることはできるのでしょうか?

暫定球は初めの球がインバウンズで見つかった時点で放棄しなければならない球となるので、放棄しなければならない球をアンプレヤブルの処置をとったものとみなした球としてプレーすることはできません。放棄しなければならない球をプレーすると誤球のプレーとなり、2打の罰を受けることになります。

ドロップしたら元の場所に戻った

木の根元に球があって打てないのでアンプレヤブルの処置をして球のあった位置から2クラブレングス以内に球をドロップしたところ、球が元の位置に転がり戻ってしまいました。この場合、再ドロップはできますか?

できません。アンプレヤブルの処置をしてドロップした球が元の状態に戻っても再ドロップの要件には該当しないためあるがままの状態でプレーするか、さらに1打の罰を加えてアンプレヤブルの処置をとるしかありません。

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