ザ・会員権

NICE ON 2月号【Vol. 448】


春高相場を睨んで入会には絶好機が到来!!
個人の会員志向は根強く、銘柄を絞る傾向が強まる。

2020年、年明けの会員権市場は静かな幕開けとなったが、入会希望や売り情報は中旬頃から緩やかに動き始めた感がある。
年末は忘年ゴルフや打ち上げコンペでゴルフ場は賑わい、ゴルフ熱の健在ぶりは見て取れた。2019年の市場は、複数のコース保持者が年会費の軽減のため売り注文が増加、それに消費税増税が追い討ちをかけた格好で平均相場の上昇には至らなかったが、根強い個人の会員志向に支えられ、優良中堅(200~300万円)コースへの入会希望が多く見られ大きな下げは見られなかった。平均相場も80~82万円前後で推移、優良銘柄指数も89.7で2ポイントのマイナスに留まった。
また、シブコブームや男子プロの人気復活で、若い世代や女性ゴルファーが増加、会員志向への布石も感じられた。
かかる2020年の春の市場予測では、大手専門業者の見方は「春高相場」(2月後半~3月後半に相場がピークを迎えること)を睨んだ底値買いのチャンスが到来するため、名門、老舗、優良中堅クラスへの入会希望が膨らみ、会員権相場の上昇への気配になるだろうとの意見が多数を占めている。2月はお得感のあるゴルフ場の入会チャンスの絶好機と言えよう。

当社専門スタッフの推奨銘柄は以下のとおり。(県別、募集や名変料の動きも加味)。
京都府では、京都GC、城陽CC、亀岡CC、日清都CC、宇治CC。滋賀県では、蒲生GC、彦根CC、タラオCC。大阪府では、枚方CC、伏尾GC、太子CC、茨木国際GC、天野山CC(ロイヤル)。兵庫県では、芦屋CC、有馬ロイヤルGC、小野グランドCC、オリムピックGC、北六甲CC、宝塚高原GC。奈良県では、飛鳥CC、KOMACC、奈良国際GC、ディアーパークGC、オークモントGCが人気化している。
売り注文先行から、春のシーズン前入会を睨んだ買い注文先行への足場が固まる時期でもあり、年越しの入会希望者や新規の入会希望者には、専門業者と相談のうえ、早めの手当てをお奨めしたい。

会員権相場復調へのポイントは入会総費用の低減化。
ゴルフ場と専門業者の連携を強化するのが鍵に。

全国のゴルフ場数は、2174コース(2019年6月現在)で前年比12コース減。経営環境の厳しさを物語っているが、経営改善策を実行し進化をみせるゴルフ場も多い。
入会総費用を見てみると、高すぎる名義変更料や年会費が流通を阻んでいる実態も見えてくる。名義変更料が会員権価格を超えるものが6割強ある。諸費用の引き下げで会員権相場が改善されるのは市場のメカニズムだ。また、新規会員や若年層の獲得には入会条件の緩和策も必要になってくる。
名義変更料、入会保証金、年会費はゴルフ場にとっては大きな財源であり、コースの改造や倶楽部ライフの充実に当てる収入源であることは実際だ。
ただ、視点を変えてコースの充実を見据えればメンバーの安心感も得られるはずだ。これらを緩和することで、入会が促進され、相場が上昇する。そうなれば会員権の資産性も向上する。
会員権を購入、入会する際はゴルフ場の経営姿勢、運営姿勢に注目することも大切。コース(レイアウト)の良さ、交通アクセスの良さも重要な選択ポイントだが、こういった点に絞っていけば、多くの選択肢から自分に合ったコースを絞り込んで行ける。
期間限定であれ、名変料の減額を実施しているコースにも注目したい。

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