新大阪ゴルフクラブ(大阪府)

NICE ON 5月号【Vol. 439】


清冽、爽快、戦略の融合がゴルフの楽しさを存分に引き出す18ホール。40有余年の歴史と伝統が育んだアットホームな雰囲気が人気の源。

新大阪ゴルフクラブは、歴史の香りを残す高槻市に隣接した島本町の丘陵地に1973年(昭和48年)12月7日、生涯23コースの設計を手掛けた名匠・間野貞吉が会心のデザインを施した。野間貞吉は赤星六郎プロのコース理念を受け継ぐ後継者として知られ、自然とゴルフプレーの融合をコース設計の原点とし、ここ島本町はまたとない地形を得たと言わしめたほどロケーションに恵まれた環境だった。

コースは、山岳コースの部類に入るが、各ホールはフラットな仕上がりを見せ、攻略の変化を楽しみながらのラウンドは、プレーに飽きを感じさせない。
アウトは、距離も適度で比較的楽なホールが多いが、左ドッグレッグ、谷越え、池に囲まれたホールなど手強いホールもあり、リズムの変化が楽しめる。
インは、谷越えもあり、距離も長いためアウトに比べて難しく感じる。コース内には、四季折々の木々や草花が大きく育ちプレーヤーを和ませてくれる。
またアウトコースから望める景色はプレーに息抜きを与えてくれ、特に三川(宇治川、木津川、桂川)合流の壮大で美しい風景は、ラウンド後のプレーヤーの心象風景として残るものだ。

1番ホール

5番ホール

プレーは、5人乗りの乗用カートでのラウンドとなるが、GPSカートナビを全カートに搭載・導入しているため楽々セルフプレーも楽しめる。46年の星霜を語る大きく育った樹木をぬって、林間コースの趣も楽しめる。変化と戦略の妙が印象的なコースだ。KGU(関西ゴルフ連盟)主催競技の関西インタークラブの舞台ともなっており、完成度に磨きがかかってきた。

7番ホール

より近く、より便利になったアクセス
安定経営と会員本位の運営は定評

平成29年12月に新名神・第二名神の高槻JCT/ICが開通し、コースまで約5キロ(10分)とより至便になった。阪急高槻駅からでもタクシーで約20分と電車で行けるゴルフ場としても人気だったが、車でのアクセスが格段に良化したことで、ホームコースとしての見直しが進んでいる。競技会も活発で多彩な企画がクラブライフを盛り立てている。安定した経営に加え、開場以来、脈々と受け継がれている会員本位の運営は信頼感がある。またアットホームな雰囲気はメンバーにも好評である。
コースメンテナンスも評価が高い。レストランも西洋フーズに委託し、メニュー刷新で好評だ。女性に優しいゴルフ場としても人気があり、入会も増えてきている。
系列コースに名神栗東CC、名張CCがある。

クラブハウス

レストラン

コースデータ

  • コース規模=18ホール、6463ヤード、パー72
  • コースレート=70.9
  • 開場=1973年(昭和48年)12月7日
  • 設計=間野貞吉
  • 練習場=パッティング、アプローチ
  • 加盟団体=JGA.KGU.NGK
  • 交通=新名神高速・高槻ICから5km、名神高速・茨木ICから14km。
  • 電車=JR京都線高槻下車タクシーで20分
  • クラブバス=高槻駅から運行
  • プレースタイル=乗用カートGPSナビ付、セルフ、キャディーつきの選択制
  • グリーン=ベント2面
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