サンロイヤル ゴルフクラブ(兵庫県)
来秋30周年を迎える関西屈指のフラットな高級感あふれるコース
開場は1988年(昭和63年)11月22日。来秋30周年を迎える関西エリアでも有数の高級感あふれるゴルフ場。接待需要や高級志向の風潮が高まる中、さらに資質の高いゴルフ場をというニーズから建設されたもの。コースが位置するのは、関西のゴルフ銀座の中枢、兵庫県加東市。なだらかな丘陵地が広がる自然あふれるエリアだ。その中でも美しい稜線を映す三草山の南面に高低差20メートルというフラットな18ホールが広がっている。設計は耽美派の設計者として知られ「自然とゴルフ環境の融合」をテーマに多くの名コース設計を手掛けた加藤福一氏。全長(距離)もたっぷりあり、フェアウエイも十分な広さが取られている。
2番ホール
贅沢という印象がホールのあちこちにあふれ、プレー意欲をいやがうえにも盛り上げてくれる。フェアウエイの微妙なアンジュレーションに加え、マウンド、池が絶妙に配され、よく手入れされた高速グリーンがプレーヤーのチャレンジ欲をそそる。ほとんどのホールでティーからグリーンが視認できるのも安心感と開放感を醸成する。
あらゆるレベルのゴルファーに対応する攻略ルートの設定がなされ、何度ラウンドしてもプレーに飽きを感じさせない。豪奢でヨーロッパのお城を彷彿させる赤屋根のクラブハウスと大きく広がるグリーンベルトの対比も美しく心象風景に残る。プレー環境、コースの完成度の高さ、居心地の良さなどバブル期のゴルフ場の良き香りを今も伝える数少ないゴルフ場と言えるだろう。
また、女性ゴルファーにも優しいゴルフ場として人気があるのも特徴的だ。今年3月9日より、女性の施設が生まれ変わった。ロッカールームの増設、シャワーブースの改装に加え女性に優しい新設備が満載されている。
11番ホール
会員本位の姿勢としなやかな運営は定評がある
ゆったり過ごせるクラブライフとプレーを楽しくというテーマは、開場以来脈々と受け継がれている。コースの改修や好コンディションの維持、施設の改善や時代のニーズに即応した改善策を積極的に進めている。良き伝統を守り、常に進化を求めるゴルフ場としても評価が高い。少数会員数による会員本位の運営も堅持されているため、昨今の接待需要やゆとりのクラブライフを求める法人やエグゼクティブ層、女性ゴルファーからの支持も高まっている。ホームコースの指定銘柄としてもつねに需要が高い。コーススタッフの応対も教育が行き届いている感が強く、ゲストプレーヤーからも好評だ。交通アクセスにも恵まれ、ゆとりと高級感を求めるゴルファーには最適のゴルフ場だ。
ロビー
コースデータ
- コース規模=18ホール、6956ヤード、パー72。丘陵コース。
- コースレート=72.7(Aグリーン)、72.8(Bグリーン)
- 設計=加藤福一
- 交通=中国自動車道・ひょうご東条ICから約7km
- グリーン=ベント2グリーン
- 練習場=6打席、20ヤード。アプローチ・バンカー練習場あり
- プレースタイル=5人乗り乗用カート使用のキャディー付、セルフの選択制。2サムも可能。