名神竜王カントリー倶楽部(滋賀県)

NICE ON 3月号【Vol. 437】


戦略・精緻・美観の3拍子が揃った絶妙の「水と森の美しい18ホールズ」、45年の歴史がコースの表情やクラブライフに磨きをかける古豪のコース。

数々の名刹や豊かな自然が香る滋賀県甲賀市水口町。肥沃な大地に恵まれた緩やかな丘陵地に、台湾のゴルフ場設計などでその卓越した感性と分析力で高い評価を得た名匠・渡辺 弘氏をコースデザイナーとして迎え、名神竜王CCは1974年(昭和49年)11月23日に開場した。
コースはフラットな地形や自然の素材を巧みに活かし、豪快なショットと繊細なアプローチが求められる飽きの来ないレイアウトとなっている。

1番ホール

各ホールは、樹齢を重ねた赤松林に囲まれ、フェアウエイは自然のうねりを残しているため林間コースの趣がある。距離のあるホールや適度な距離のホールが巧みに編成され、ラウンドしていると、大小の池をハザードとして配するなど「水」の導入が設計者の戦略の基本となっている印象を受ける。微妙なラインに挑むプレーヤーを讃える絶妙のレイアウトは関西エリアでも屈指といえよう。戦略性を重視し、巧妙に計算されたコースは人気が高く、KGU(関西ゴルフ連盟)主催の公式競技などの舞台ともなっている。名物ホールは18番。約2万㎡という安養坊池を越して打つドラマチックなホールで、訪れたプレーヤーがこぞって心象風景に残るホールとして取り上げている。
コースメンテナンスも良く、ベントの2グリーンのパッティングクオリティーも高い。

9番ホール

クラブハウスも落ち着いた佇まいで、落ち着きのあるクラブライフの象徴となっている。動線も機能性が重視されている。
レストランでは、季節に合ったメニューが用意され、四季を感じさせる演出にも事欠かない。浴室には上質なパウダールームも設置され、女性ゴルファーにも好評だ。

フロント

レストラン

会員本位の運営と堅牢な経営基盤は高い評価を得ている
ホームコース需要としての指定は関西でもトップクラス

会員制の運営が崩れる昨今、会員本位の運営が開場以来脈々と受け継がれていることは評価が高い。少数会員制がゆとりのクラブライフを可能にしている。
現在の会員数は700名強。交通アクセスの良化で人気も上がっている。会員の質も良好で、法人では接待コース需要としても見直されてきた。個人では、アスリートゴルファーも多いが、ゆったりしたクラブライフを求めるホームコース指定銘柄としてトップランクにある。
姉妹コースに高槻カントリー倶楽部(大阪府)、と大垣カントリー倶楽部(岐阜県)があり、メンバーズメリットが高いのも人気の要因だ。

18番ホール

コースデータ

  • コース規模=18ホール、6813ヤード、パー72
  • コースレート=JGA/USGAコースレート72.4
  • 設計=渡辺 弘
  • グリーン=ベント2グリーン
  • プレースタイル=キャディー付とセルフの選択制。乗用カート(自走式)によるプレー。
  • 状況により2サムも可能。
  • 練習場=8ヤード、8打席
  • 交通アクセス=名神高速道路・竜王ICから約10km。蒲生スマートICから約7km。
    新名神高速道路・信楽ICから約25km。
  • 電車利用=JR草津線・三雲駅からタクシーで15分。
    JR琵琶湖線・近江八幡駅からタクシーで30分。
    クラブバスは土・日・祝のみ三雲駅から運行(予約制)
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