ゴルフルールQ&A

NICE ON 5月号【Vol. 427】

ゴルフを楽しむには、仲間との語らいや、素晴らしいコースとの出会いなどがありますが、ゴルフのルールをしっかりと理解しておくことが必要です。

参考:一般社団法人 日本ゴルフトーナメント振興協会「ゴルフルール早わかり集」より


◆パッティンググリーン上(Ⅳ)

パッティンググリーン上の損傷箇所の修理

パッティンググリーン上の損傷箇所で修理できるもの、できないものを教えて下さい。

球がパッティンググリーン上にあるかどうかにかかわらず、ボールマーク(球が落ちた衝撃でできた穴)と古いホールの埋め跡はいつでも修理することができます。それ以外の損傷箇所はプレーヤーのプレーの援助となる可能性がある場合は修理することはできません。例えば、パットの線上にあるスパイクマークを修理することは規則違反となり、2打の罰を受けます。

パットの線の後方を跨いでストローク

パットの線の後方線上を跨いでパットしたら違反になるのですか?

違反となり、2打の罰を受けます。この規則はゴルフがクロケットとは違う格好でプレーされなければならないことを意味しています。 しかし、他のプレーヤーのパットの線を踏まないようにするためや、不注意にパットの線を跨いでストロークしてしまったような場合には違反とはなりません。

ホールのふちからせり出した球

パットしたところ、球がホールのふちからせり出した状態となりました。この場合、どのように処置すべきですか?

規則では球がホールのふちからせり出した場合について特別な規定を設けています。まずプレーヤーはその球が止まったかどうかを確認するために10秒間待つことができます。10秒以内に球がホールに入れば、最後のストロークで球がホールに入ったことが認められます。10秒を超えて球がホールに入った場合には最後のストロークに1打の罰を加えて、球はホールに入ったものとみなされます。

リプレースした球が風によって動く

球がホールに近いところにあり、球を拾い上げてふいた後、リプレースしました。そしてまだボールマーカーをとらないうちに強風により球が動き、そのままホールに入ってしまいました。ホールインは認められますか?

ボールマーカーをとったかにかかわらず、球をリプレースした時点でその球はインプレーの球となります。インプレーの球が自然に動いてホールに入ったわけですから、罰なしにホールインが認められます。

リプレースした球を回す

球をリプレースした後、ボールマーカーを取らないままにして、また球を手で回したりする行為は違反となりますか?

球はリプレースした時点でインプレーとなりますが、マークしたまま再度球を拾い上げたり回したりする行為は、球をマークして拾い上げている行為とみなされるので罰はありません。

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