スタジオアリス女子オープン ゴルフ観戦記

NICE ON 5月号【Vol. 427】


スタジオアリス女子オープン ゴルフ観戦記
《4月6日~8日:花屋敷ゴルフ倶楽部よかわコース》

LPGAツアーの第6戦スタジオアリス女子オープン、初日の4月6日花屋敷ゴルフ倶楽部まで行ってきました。今年は春の桜も一足早く咲きましたので、さみしく散り去る桜とともに会場を後にした選手もあったことでしょう。
スタジオアリスは2005年に始まり2011年は東日本大震災の影響で中止となりましたが、今年第13回目を迎えます。

楽しいのは、パパだけじゃない!をテーマに、会場ではキッズガーデンを開催。また小学生を対象にしたジュニアカップも開催されており、予選を勝ち抜いた選手は3月30日に花屋敷GCよかわコースで決勝大会が行われました。また各クラスの優勝選手は4月8日に本大会表彰式で女子プロ選手と一緒に表彰もされました。

さて会場に足を運んだのは第1ラウンドでしたが、天気予報通りに午後からは雨と強い風が吹き、一時中断しましたが全員がホールアウトできず初日は順延となりました。
スタジオアリスの観戦は4回目ですが、毎回新しい選手が気になります。新人の登竜門というわけではありませんが、シードを取った選手やQTから出場枠を獲得した選手など次のステップに進む戦いは熾烈を極めます。一昨年ホールアウトのミスで失格になった鬼頭桜選手、たまたまトップに立ったときのリーダーズボードがあるのですが、昨年はリベンジを図り5位に躍進しました。
また今年はルーキーの原英莉花選手がスコア誤記(救済処置の処理ミス)により失格、戦いはショットだけではなくてルールもしっかり頭に入れておかなければなりません。

2016年スコアボード

2018年スコアボード

今大会は絶好調の鈴木愛選手が初日からトップを譲らず優勝したのですが、初日のラウンドを見てとても落ち着いているように見えました。スタート前のドライビングレンジで練習風景も見たのですが、短いアプローチを何度も練習していました。隣のイボミ選手と言葉を交わすことも会ったのですが、ぴりぴりムードは無かったですね。というのもその前週のアメリカのメジャー、ANAインスピレーションに出場、何とか決勝ラウンドに進みましたが最下位の76位。落ち込むことも無く今大会に臨んでいたのでしょうね。ゴルフはメンタルな要素が多々ありますので、そういったことも乗り越える力がプレーにも表れたのだと思います。

2位に入った葭葉ルミ選手も飛ばし屋の本領を発揮しました。復活に賭ける比嘉真美子選手は3位に躍進、遅咲きの西山ゆかり選手、2年前から頭角を現した岡山絵里選手も5位Tと頑張りました。
でもう一方、ベテランの域に達した?横峯さくら選手、低迷している渡邉彩香選手は26位T、QTからの躍進組みが仲宗根澄香(14T)、豊永志帆(19T)、前田陽子(22T)、松森杏佳(26T)、QT 1位の高橋恵、それに小橋絵利子、木村彩子、松田鈴英の各選手は31Tです。今年から女子のツアーにはリランキングの制度が設けられ、前半戦の戦いも目が離せません。まだまだ長いツアースケジュールがありますのでベテランも新鋭の選手の活躍に期待したいです。

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