交野カントリー倶楽部(大阪府 )

NICE ON 9月号【Vol. 419】


人の優しさと自然の共生。関西屈指の正統派を彷彿するクラシックチャンピオンコース。名匠・鈴木正一氏が三都の交点に会心のデザインで描いた18ホールズの個性。

開場は1973年(昭和48年)7月17日。40数余年の星霜と確かな歴史と伝統に培われた古豪のコース。大阪・京都・奈良、三都の交点である交野市の緩丘陵地にゆったりと18ホールの規模で展開している。
設計は日本を代表する2大巨匠の一人 鈴木正一氏。耽美派の第一人者としても知られるが、自然との共生を提唱し、自らの設計理念に投影させたデザイン力はその作品群からも知ることができる。交野カントリー倶楽部は、その中でも会心の作といわれ女体がゆったりと横たわるような柔らかなスロープを描くロケーションは、関西のゴルファーから心象風景に残るコースとして上位にランクされている。
各ホールはフラットで、グリーンも大きく微妙なアンジュレーションが3パットの罠を誘う。アウトコースは5~7番が谷越えなどリズミカルな戦略的なホールが続く。半面インコースは全ホールでティーグランドからグリーンが視認できる豪快なホールが流れるようにレイアウトされている。ただ、要所に配されたクロスバンカーが絶妙のハザードとなっているためミスショットをするとスコアを崩しやすい。自然との共生、自然にチャレンジという鈴木氏のテーマが存分に味わえる構成となっている。
関西の主要公式競技の舞台としてもたびたび使用され完成度の高さは関西でも屈指。アベレージゴルファーからアスリートゴルファーまでプレーが楽しめる攻略ルートが開かれているのも嬉しい。

8番ホール

10番ホール

交野カントリー倶楽部のポリシーは「人と自然の共生」「自然と仲間」「すばらしい出会い」「心の豊かさ」を大切にする倶楽部であるというもの。風格が増したコースの表情に加えクラブハウス内ではゆったりとした居心地のよい空気が流れているのはそうした運営精神の礎があるからだろう。

ホームコース指定銘柄では常時トップランクの人気
堅牢な経営基盤とメンバーシップ制堅持に高い評価

会員間の交流も盛んでクラブライフは伝統の中にアットホームな雰囲気があふれている。コースメンテナンスも行き届き状態はベストを保持している。
会員制クラブのカタチが崩れつつある時代の中で、高い評価を得ているのは時代に流されない会員制の原点の追及だ。堅牢な経営基盤に裏打ちされた堅実な運営は、優良法人に認定されていることでも証明されている。
社員教育も行き届き、ゲストプレーヤーからも評判が良い。市場での流通もスムーズ。ホームコースに指定するゴルファーも多く、昨今ではアスリートゴルファーや夫婦での入会が増えている。競技会も多く開催され充実したクラブライフが送れる。

フロント

ショップ

レストラン

ロビー

コースデータ

  • コース規模=18ホール、6763ヤード、パー72
  • 設計=鈴木正一
  • コースレート=72.4(アウト・イン・ベント)
  • グリーン=ベントワングリーン(ペンクロス)
  • 練習場=12打席、20ヤード
  • プレースタイル=5人乗り乗用カート使用。キャディー・セルフ選択可。
  • 原則全キャディー付だがセルフの選択も可。
  • 交通アクセス=阪神高速・守口ランプより18km。第2京阪道路枚方東IC出口よりR307号を利用。
  • 電車利用はJR片町線(学研都市線)・津田駅下車。京阪交野線・郡津駅下車。
  • タクシーで約10分。
  • クラブバス=郡津駅・津田駅から運行。

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