ナイスオン健康コラム

NICE ON 8月号【Vol. 418】

このコーナーは京都工場保健会様のご協力により掲載しています


長期休暇、どのように過ごしますか?

今回はいつもの筋トレ講座はお休みです。日本も夏のバカンスが定着しお盆休暇を中心にして長い夏休みに入る企業もあります。あるアンケートによると夏休みの計画は、国内外を含め1泊以上の旅行をする人が多いのですが、一方では家の片づけや掃除・洗濯、そしてとにかく寝る(睡眠)・ゴロゴロすると回答した人が続きます。家事や休息時間の不足、それに仕事の疲れを、長期休暇でカバーしようと考えた人が多かったようです。

さて「時間の制約がない夏休みだからこそ、起床時間を気にしないで寝ていたい」という気持ちから、寝だめする方もいらっしゃるかもしれませんが・・・・・・ご注意ください。
睡眠は疲労回復にとって大切なことですが、何時間も余分に寝だめしても、体内時計を狂わせ、疲労を増大してしまうといわれています。今回は、長期休暇の睡眠のポイントをご紹介します。

睡眠のポイント

①夜更かしせず、平日と同じくらいの時間に床につきましょう。朝は平日の起床時間+1~2時間以内に目覚めるようにしましょう。

→朝の光を浴びることで体内時計がリセットされます。リセットされてから14~16時間後に睡眠ホルモンが分泌し、自然に眠気があらわれます。同じ時間に朝の光を浴びることが大切です。

②就寝1~2時間前は強い光を避けて、ほの暗い白熱灯の光で過ごしましょう。

→夜中に強い照明の中にいると体内時計の働きが乱れて睡眠ホルモンの分泌が抑えられ、睡眠覚醒リズムが乱れる原因となります。

③就寝直前のアルコールやカフェイン、たばこは控えましょう。

→アルコールは睡眠作用がありますが、正常な睡眠とは異なり、浅い睡眠の状態が長時間続くため、脳も体も十分には休まりません。また、アルコールの成分は分解に3時間ほどかかるので、飲酒は睡眠3~4時間前までに済ませましょう。カフェイン、たばこには覚醒作用があるので控えましょう。

睡眠不足が続いている時には、回復するために長めの睡眠を要しますが、生活リズムが乱れやすい長期休暇こそ、できるだけ決まった時間に起床し、余裕を持って過ごして見てはいかがでしょうか。

参考資料:厚生労働省『健康づくりのための睡眠指針2014』
      日本睡眠学会に聞く!睡眠に関するQ&A


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