ゴルフ観戦記

NICE ON 12月号【Vol. 446】


マイナビABCチャンピオンシップゴルフトーナメント

会場のABCゴルフ倶楽部は、「日本一テレビ映えするゴルフ場を目指して建設され、1985年に開場した」とあるのですが、クラブハウスの横から見る16番のショートホールと18番のロングホールは、池を借景にしたとてもきれいなホールでした。
マイナビの冠が着いた最初の大会(2008年)で石川遼選手が18番でウォーターショットを試(こころ)みプロ初優勝を上げたのは、今でも鮮明に蘇ってきます。
池だけでなく深い樹木に囲まれた各ホールは、一つ一つが個性豊かな佇まいを見せており、選手の挑戦を待ち受けているかのようです。

1番ホールのティグラウンドで、力強いドライバーショットに見とれ、セカンド地点では正確なグリーンを狙うアプローチショットに感動し、グリーンではアンジュレーションをものともせずカップインさせるパッティングには自然と拍手が湧き上がります。
3番ホールは長いパー3(215ヤード)、グリーン周りにはバンカーが3つ、正確なショットが要求されますが、ピンポイントにグリーンオンさせるのがプロの世界なのですね。
グリーンを外してバンカーにつかまっても、そこからピン横につけるショットや、あっ!大きいと思ってもバックスピンでピンに寄せるテクニックは見ていても楽しいものです。
4番でティーショットを見たあと、隣接する7番グリーンから8番ホール、9番ホールのプレーを見て廻りました。

その後少し休憩をして、16番から18番までの上がりホールです。池越えの16番、また17番ホールからは18番グリーンが池の向こうに見られて素晴らしい景観です。
18番はセカンド地点からグリーンまで池があり、ABCゴルフの名物ホールです。ティーショットを少し右のラフに入れると前方の木がスタイミーになり、ツーオンは難しくなります。今年も最終ホールで悲喜こもごもの展開が繰り広げられました。
ABCゴルフ倶楽部は、兵庫県播磨地区のなだらかな丘陵地に位置していますが、高低差はあまりありませんので観戦するのにはほどよい環境にあり、急斜面を歩くこともなくゆったりとしており、会場で配布されているパンフレットには、おすすめ観戦ルートが表示されていましたので、効率よく見て廻ることができました。
今年も何度か観戦しましたが、テレビで見るより生の迫力を体験できるのは会場ならです。
これからも機会があれば、感動を享受したいですね。

■トピックス
日清都カントリークラブ・ホール再編

日清都カントリークラブ(京都府宇治市)は現在27ホールありますが、より快適なプレー環境を維持するために18ホールに再編工事を行います。
近年大規模な自然災害により大きな被害を受けましたが、災害を未然に防ぐ自然災害防災対策工事を行います。また急勾配のエキスパンドロードやロングドライブカート道の短縮道路工事も行われ、新しく美しく生まれ変わる日清都カントリークラブにご期待ください。
尚、工事期間中もクローズすることなく宇治・都コース、醍醐・宇治コース、醍醐・都コースの組み合わせで18ホールとして営業いたします。
工事期間は、2020年1月14日~2021年7月下旬まで。
2021年9月25日(土)にグランドオープンの予定です。

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