ゴルフルールQ&A

NICE ON 6月号【Vol. 440】

ゴルフを楽しむには、仲間との語らいや、素晴らしいコースとの出会いなどがありますが、ゴルフのルールをしっかりと理解しておくことが必要です。

参考:一般社団法人 日本ゴルフトーナメント振興協会「ゴルフルール早わかり集」より


◆球をふく

球をふくことができる場合

規則に基づいて拾い上げた球をふくことができるのかどうかが分かりません。どのように覚えたらいいですか?

規則に基づいて拾い上げた球は原則としてふけます。しかし、次の3つの場合だけ球をふくことができません。
①プレーに適さない球であるかどうかを確かめるために拾い上げた場合
②球を確認するため拾い上げた場合
③プレーの援助や妨げになるため拾い上げた場合

球をふいたかどうか

他のプレーヤーの援助となるので球を拾い上げ、手に持っていたところ、同伴競技者から「球を握ったらふいたことになって違反となる」と言われました。本当でしょうか?

プレーの援助となる球を拾い上げた場合にその球はふくことはできません。球をふいたかどうかは事実問題であり、球の持ち方によって判断されるものではありません。 例えば、球をつまんで持っていたような場合でも泥を指で落とした場合にはふいたことになりますし、逆に、手のひらでにぎっていても、球がもともときれいで、元の状態と何ら変わりがなければふいたとみなすべきではないでしょう。

◆援助・妨げとなる球

他の競技者の援助となる球

競技者Aの球はパッティンググリーン上、競技者Bの球はパッティンググリーンを少し外れたところにありました。Aの方がホールから遠く、先にパットするのですが、もしAのパットが強かった場合、Bの球に当たってAの球がバンカーに入るのを止めることになるのではとBは考えました。この場合、BはAがプレーする前に球を拾い上げることができますか?

できます。自分の球が他の競技者のプレーの援助となると考えた場合、他の競技者がプレーする前であればパッティンググリーン外の場所であっても球をマークして拾い上げることができます。ただし、この球をふくことはできません。

被害者の妨げとなる球

競技者Aと同伴競技者Bの球がバンカー内で近接して止まっていました。Aが先にプレーするのですが、Bの球が妨げとなります。この場合、どのようにすれば良いですか?

他の競技者の球が自分のプレーの妨げとなる場合、その球を拾い上げてもらうことができます。質問の場合、AはBに球の拾い上げを要求できます。Bは球をマークして拾い上げ、Aが先にプレーした後、その球を元の位置にリプレースしなければいけません。 AのプレーによってBのリプレースするライが変えられていた場合は元の状態に復元して球をリプレースしなければなりません。

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