日野ゴルフ倶楽部 (滋賀県)

NICE ON 10月号【Vol. 444】

日野ゴルフ倶楽部 (滋賀県)


荘厳、繊細、ダイナミック。自然回帰をテーマに名匠・鈴木正一氏が描いた本格的トーナメントコース。
琵琶湖東部に位置する日本オープンなど数々の公式競技の舞台となった完成度の高い36ホールズ。

開場は、1972年(昭和47年)10月15日、まもなく半世紀を迎えようとする歴史を誇る滋賀県を代表するトーナメントコース。
名匠・鈴木正一氏が渾身のデザインを施し、琵琶湖東部の緩丘陵地にダイナミックな36ホールが誕生した。鈴木氏は「自然回帰」をテーマとする自然とゴルフの融合を設計哲学とする耽美派のひとり。荘厳さの中に女体を横たえたような優美さを組み込む独特の手法は、多くのファンから愛されている。開場以来、日本オープン、関西オープンを始め、京滋オープンなど数々の舞台となっており、真のトーナメントコースとしての地位を確立してきた。

キングコース(7035Y、P72)は、男性的なハードコースを指向した正確なショットと高いプレーアビリティーを要求される戦略的コース。クインコース(6866Y、P72)は、アベレージゴルファーやレディースゴルファーを対象としてデザインされた優美でソフトタッチで造型された各ホールの心象風景を重んじたスタンダードなコース。
この2コースの個性の対比が日野ゴルフ倶楽部のゴルフ場としての素養を形づくっている。大きなベント(ニューベント)のワングリーンは、グリーンに向かっての引き締まった印象を感じさせる。手応えもたっぷりで、全てのプレーヤーのゴルフスピリットを満足させてくれる本格派のコースと言える。

各施設も隅々まで細やかな配慮に基づく「おもてなし」が息づいた空間で構成され、プレーヤーが心身ともにリフレッシュできるゆとりと寛ぎのひと時が楽しめる。
レストランは、今年(2019年3月)改修工事を行い、キング・クインのお客様を問わずクラブハウス本館が利用できる。また、メニューの品数も豊富に四季折々のグルメが楽しめる。

会員本位の運営と堅牢な経営基盤は定評で、ホームコース指定コースとしてはトップランク。
接待需要復活で人気化、競技指向派の入会希望者も増加。

会員本位の運営には定評がある。会員総数は36ホールで2800名と適正数を保持、ゆったりとしたクラブライフも人気。
堅牢な経営基盤は、グループ共通の会員本位制の踏襲、運営ポリシーを可能にしている。グループゴルフ場に、京都ゴルフ倶楽部、美奈木ゴルフ倶楽部がある。接待需要により、買い替えコースとして法人、個人ともに見直しが顕著。クラブライフも進化が見られる推奨コースだ。

コースデータ

  • コース規模=36ホール、13901ヤード、パー144
  • コースレート=キング75.0、クイン73.4
  • 加盟団体=JGA、KGU、NGK
  • グリーン=ベント1グリーン(ニューベント)
  • 練習場=230ヤード、22打席、アプローチ、バンカー
  • 設計者=鈴木正一
  • 開場=1972年(昭和47年)10月15日
  • コンペルーム=4室/128名
  • 交通アクセス=名神高速・八日市ICから約10km。
  • 電車=JR琵琶湖線・近江八幡駅→タクシーで約40分 (クラブバス運行なし)
  • プレースタイル=キングコース キャディー付き・セルフの選択制。
    クインコース セルフ。 
    ともに5人乗り乗用カート。
    ☆JGAジュニア会員の優待あり。
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