城陽カントリー倶楽部 (京都府)

NICE ON 8月号【Vol. 442】


開場60周年の星霜と伝統に磨かれた関西を代表するリーダー的存在のゴルフ場。36ホールのスケールと完成度の高いレイアウトは数々の公式戦の舞台となっている。

歴史の香りを色濃く残す京都府城陽市郊外の閑静な丘陵地に広がる関西を代表する名コース。
1959年(昭和34年)7月23日、設計者にアマチュアゴルフ界で不世出の名ゴルファーと言われた佐藤儀一氏を招聘し、またとない地形と自然環境に恵まれた同地に東、西の2コースを擁する大型コースを開場した。佐藤氏は、後年コース設計家として数々の名コースを世に送り出し、斯界でもリーダーシップ的存在となった。
砂礫質の土壌は芝の育成には適していたが、1997年にはいち早く36ホール全てに自動スプリンクラーを設置するなど積極的なメンテナンスが功を奏し、常にベストなコンディションを提供している。

コースは2コースが対称的に構成され球趣尽きないものとなっている。
東コースは、フェアウエイも広く、距離もあるチャンピオンコース。各ホールは大きく育まれた松林等で完全にセパレートされた林間コースの趣があり、緩やかなスロープが展開する様は雄大そのものだ。不規則なライもなく、豪快なプレーが楽しめる。
半面、西コースは、距離はさほど長くはないが、自然の地形を巧みに採り入れ、ハザードの位置や起伏を、頭を使って攻略する面白さのあるホールが連続する。バンカーも多く、グリーンの攻略が鍵となる。

コースの完成度は高く、多くの公式戦の開催暦がそれを物語る。1962年のインタークラブ決勝を皮切りに、関西婦人選手権、日本女子選手権、関西学生選手権、日本学生選手権、関西アマ決勝、関西ミッドシニア、関西シニア、関西オープン、アジアパシフィックオープン・パナソニックオープンなどの会場となっている。また、昨今は、女子プロのLPGAステップ・アップ・ツアー、京都レディースオープンの開催コースとして、若い力を育てるだけでなく、業界の推進力としての役割も演じている。
また、伝統と格式を尊重する風土の中でも、業界や時代の流れには先見性を発揮、女性ゴルファーの増加を見込んでのレディース棟の増設は関西のゴルフ場の受け入れ態勢に変革をもたらせた。

関西でも数少ない株主会員制がメンバーシップ制を堅持
潜在需要者は多く、ホームコースの指定銘柄として高いランキング

会員権は、関西でも数少ない株主会員制。会員本位の運営、堅牢な経営基盤の礎となっている。会員は、関西の財界人が多く在籍し、資質も高い。個人だけでなく接待コースとしての需要から法人の買い替え需要も多い銘柄だ。会員数は、個人正1191名、法人正221名、婦人22名と少数。会員間の交流も活発で、アットホーム。伝統と格式は脈々と受け継がれており、ホームコースとしての人気ランキングは常にトップクラスだ。

フロント・ロビー

レストラン

コースデータ

  • コース規模=36ホール、13,255ヤード、パー143
  • コースレート=JGA/USGAコースレート 東75.1 西71.0
  • 開場=昭和34年7月23日
  • コース設計=佐藤 儀一
  • ハウス設計=渡辺 節
  • 加盟団体=JGA KGU
  • プレースタイル=キャディ付、GPSナビ付乗用カート利用
  • 交通アクセス=京滋バイパス・久御山JCT経由→新名神:城陽ICから約10分。
  • 第二京阪道路・八幡京田辺JCT経由→新名神:城陽ICから約10分。
  • 近鉄寺田駅、JR松井山手駅からクラブバスを定時運行

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