ナイスオン健康コラム

NICE ON 1月号【Vol. 423】

このコーナーは京都工場保健会様のご協力により掲載しています


ラクらくストレッチ

◆腰痛対策(後編)

 腰の疲れや痛みには、通常のストレッチでは本当に疲れているところが伸ばされる感じがしませんよね。
  実は腰の疲労には外から見えない深部の筋肉(インナーマッスル)の影響もあり、通常のストレッチでは伸びにくい部分でもあるのです。
  今回は腰痛予防の方法として、深部の筋肉にも効果のあるストレッチと効率よくほぐすための運動をご紹介します。

(京都工場保健会 健康運動指導師:塚 岳伸)

腰部のストレッチ

腰を上下に引伸ばす感覚

 膝の角度が90~95度になるくらい足を開く。膝に手を置いて腕をまっすぐに伸ばし、上体の重さをできるだけ膝にかける。同時に腰を落とし、腰の力が抜けた状態で上下に引き伸ばす。通常のストレッチでは伸びない深部の筋肉も伸ばされ、作業の終了時などに実施することで腰部への疲労蓄積を軽減する効果が期待できます。

腰部、骨盤周辺の筋肉(深部含む)をほぐす運動

 腰を伸ばして座り、左右交互に骨盤を動かして前進する。マットの端まで進んだら元の位置へ後退する。
 よりダイナミックに骨盤を動かすことで、普段動かしにくい骨盤周辺の深部の筋肉の血流を促進し、疲労物質の処理速度を速める効果が期待できます。

効果的なストレッチのポイント
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●呼吸を止めないようにしましょう。
●ゆっくりと「痛気持ちいい」ところまで伸ばしましょう。
 ※急激に、強い痛みを感じるほど伸ばすと、筋肉は反射的に縮もうとして伸びにくくなるのです。
●繰り返し行いましょう。

安全のために
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●それぞれのストレッチは、無理のない範囲で、少しずつ増やしていきましょう。
●体調が悪い時は、無理をしないようにしましょう。
●痛みや違和感がある場合は、運動を中止して専門医に相談しましょう。


人間ドックのスペシャリスト集団
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