東条の森カントリークラブ(兵庫県)

NICE ON 2月号【Vol. 412】


総計63ホールズのBIGスケールと完成度の高さは、関西NO.1。
個性の異なる3コース構成は、ゴルファーズコンセプトの集合体

ゴルファーがコースに求める欲求が全て満たされれば、そこはゴルフ場としての理想郷。東条の森カントリークラブは、技術・知力・精神力を試すには絶好のフィールドだ。そのすべてが総計63ホールという個性の異なるホール構成に集約されているから魅力は尽きない。何度ラウンドしても飽きを感じさせないレイアウト。心象風景に残るホールロケーション。ゆったりと時の流れを味わえる雰囲気。ここにこそ、じっくりと腰を落ち着けたクラブライフを見出すゴルファーも多い。

東条コース


特徴は、なんといっても、コースの全長が、関西最長の7,503Yを誇るモンスターコースであることだ。開場は、1972年(昭和47年)、半世紀に及ぶ歴史を重ねてきた。その星霜の中で数々のトーナメントの名場面を演出した舞台としても輝きを放っている。
東西対抗(1973)、日本女子プロ(1991)、関西オープン(1994)、日本プロシニア選手権(2012)で、多くの名手たちが緻密に張り巡らされたトラップや造形に悩まされたシーンは、記憶に新しい。規模は、18H・P72で、レギュラーティーからでも6719Yある。コンセプトは、「緻密&豪放。」

クラブハウス

フロント

12番ホール

大蔵コース


全27ホールの規模で展開する懐の深いコース。アベレージゴルファーやレディースゴルファーからシングルプレーヤーまで、あらゆる層が楽しめる攻略ルートが設定されていて、プレーを満喫できる。居心地の良いクラブハウス、ゴルフの神髄を堪能できる広々としたグリーンベルトはさながらゴルファーの喚声が聞こえる社交場。キャッチフレーズの「仲間で楽しく WE LOVE GOLF」がそのまま息づいている。コンセプトは「リラックス。」

東の6番ホール

宇城コース


接待用コースを位置づけるセレブリティの為のスペシャルステージだ。和とモダンの融合を演出するクラブハウスは上質な雰囲気に包まれている。ハウス内の調度品も気品がある。コースレイアウトは、戦略性に富み、切れの良いスマートな攻略が楽しめる。水とグリーンの対比。緑の荒波を思わせるフェアウエイのうねり、きらきらと輝くクリークや大小の池。なんと、18ホール中14ホールに池が絡み、景観の美しさと共に戦略性をいやがうえにも盛り上げている。清冽さと躍動のビューバランス。ゴルフをチェスゲームになぞらえた先人の思いがプレーシーンのあちらこちらから聞こえてきそうだ。コンセプトは「プレミア。」

15番ホール


東条の森カントリークラブの魅力は、コースの面白さや洗練された雰囲気づくりだけにとどまらない。その進化を続ける推進力こそ、メンバーシップ制ゴルフ場運営の礎となっている。徹底したコースメンテナンスには定評がある。「世界のレフティー」と称される羽川 豊氏が2015年に理事として就任、コースの魅力をプロゴルファーとしての目だけではなく、世界を知る解説者としての経験でサポートしているからだ。また、ジャックニクラウス設計のコースの工事や造成の総指揮にあたり、ニクラウス・アワード・インターナショナル・スーパーインテンデント・オブザイヤー(年間最優秀コース管理責任者)を二度受賞した箕田 峰洋氏をスーパーインテンデント(コース管理総責任者)として招聘している。こういったスペシャリストによるコースメンテナンスチームが結成されたことにより、63の表情がさらに輝き、磨かれていくことに期待する向きも多い。ニューベントグリーンへの改修も視野に計画が進んでいるという。

羽川 豊氏

箕田 峰洋氏

コースデータ

  • 規模=東条コース、18H・7503Y・Par72、大蔵コース、27H・9563Y・Par108、宇城コース、18H・6512Y・Par72
  • 設計者=辻本 卯太郎
  • 東条・大蔵ハウスに隣接して大型(230Y/25打席)の打球練習場を完備。各ハウスからは送迎サービスをご利用ください。
  • アクセス=東条・大蔵・宇城コースへは中国自動車道・ひょうご東条ICより約8km。中国自動車道・吉川ICから約10km。
  • プレースタイル=5人乗りカートによるセルフプレーが主体。ご要望によりキャディー付きも可能(要事前予約)
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