ゴルフルールQ&A

NICE ON 8月号【Vol. 442】

ゴルフを楽しむには、仲間との語らいや、素晴らしいコースとの出会いなどがありますが、ゴルフのルールをしっかりと理解しておくことが必要です。

参考:一般社団法人 日本ゴルフトーナメント振興協会「ゴルフルール早わかり集」より(※2019年度よりルールが改正されました。一部反映されていない箇所があるかもしれませんがご了承ください。)


◆障害物からの救済(Ⅱ)

動かせない障害物からの障害が生じるとは

動かせない障害物からの障害が生じる、とはどのような状態を言うのですか?

球が動かせない障害物の中や上にあったり、球をストロークしようとした場合に動かせない障害物がそのストロークのためのスタンス、意図するスイング区域の妨げとなる場合、動かせない障害物からの障害が生じるということになります。 プレーの線上に動かせない障害物があるというだけでは障害が生じていることにはなりません。ただし、球がパッティンググリーン上にある場合はパットの線上に動かせない障害物があれば、動かせない障害物による障害が生じていることになります。 障害が生じるかどうかは止まっている球に対して、もし、そのままプレーしようとしたらどのようなストロークをするかを想定してみる必要があります。

動かせない障害物からの救済

球がジェネラルエリアにあるときに動かせない障害物による障害が生じた場合、どのように処置するのでしょうか?

罰なしに、救済のニヤレスポイントを決定し、救済のニヤレスポイントから1クラブレングス以内にホールに近づかず、パッティンググリーン外、ハザード外の場所でその障害を避けられる場所にドロップすることができます。 この救済の処置は、プレーヤーの選択であり、救済を受けずにあるがままの状態でプレーすることもできます。

救済のニヤレスポイントの決め方

救済のニヤレスポイントはどのように決めるのですか?

救済のニヤレスポイントとは、ホールに近づかないで障害が生じている状態がなくなる最も近い所をいいます。 救済のニヤレスポイントを決めるためには、まず、止まっている球に対してどのようにストロークするかを想定すべきで、その想定したストロークのための格好を移動させ、障害がなくなる最も近い所を決めます。

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