小川自動車工業株式会社 代表取締役社長

小川 二三夫さん
Fumio Ogawa

NICE ON 7月号【Vol. 441】

今回のゲストは小川自動車工業株式会社 代表取締役社長 小川二三夫さんです。若くしてご両親を亡くされ社長に就任されたのが約30年前。そこから、持ち前のガッツとチャレンジ精神で今や車検・レンタカー・中古車買い取りなど自動車に関することは、ガソリン販売以外はすべて任せられる企業へと成長させました。ご趣味のゴルフもここ5〜6年で面白さに開眼されたとのことで、腕前もめきめきと上達されているご様子。その明るいご性格でお客様、取引先、社員の方々、ご家族、ご友人など周りの方たちとのつながりを大切にされていることがお話の隅々から垣間見られました。

取材日:2019年5月27日/場所:小川自動車工業株式会社 本社


お仕事のこと

社長が小川自動車工業に入社されたのはいつ頃でしょうか?

小川 1989年です。もともと車が好きだったこともあり、大学を卒業して一旦自動車販売会社へ就職しましたが、そこは半年くらいで退職し当社へ入社しました。当時父が社長を務めてはいたのですが実質、会社を切り盛りしていた母が亡くなり、同時期に父も体調を崩したもので、私が後を継ぐことになったんです。その父もその後、亡くなりました。

それはなかなか大変でしたね。

小川 母が亡くなった後、一時は会社を閉めてマンションを建てるような話もあったのですが、せっかくだから一度自分に任せてみてほしいということになって今に至っています。

主な事業内容をお聞かせください。

小川 車検・点検・一般整備・保険・レンタカー・新車販売・中古車買い取りなど自動車に関することは、ガソリン販売以外はすべてお任せ下さいというコンセプトでやらせていただいています。特に車検は1979年に大阪陸運局から指定工場として自動車整備事業の指定を受けており、国家資格を持った整備士も揃えています。私どもでは「節約車検」といってお客様のニーズに合わせて節約できるところは節約した安い価格で設定させていただいています。また、お得な24時間ネット予約サービスもありますのでぜひご利用ください(笑)。また車関係以外では、異業種交流会で知り合いになった方からこれからはインフラの時代だと勧められて4年ほど前から「特殊高所技術」事業にも参画しています。株式会社特殊高所技術さんに社員を3名出向させています。

具体的にはどのような内容なのでしょうか?

小川 国土交通省認可の特殊高所技術を用いた高所での調査及び補修工事です。具体的には高速道路、橋梁、水力発電所など大規模構造物の調査・点検・補修などです。また、最近多いのが風力発電機の調査・点検・補修です。瀬戸内海などに3枚羽の風車が立っているでしょう、あの風車は支柱の高さが大きなもので約80mです。しかも、足場の設置や重機の投入が困難な場所に設置されているものも多くあります。でも特殊高所技術なら高い強度を持ったロープと特殊な器具を用いて、垂直もしくは逆さ吊り状態でも、作業員自身が縦横無尽に移動することができます。

本社

風力発電機

文字通りの多角的経営で、社員の方たちもいろいろと勉強が必要ですね。

自筆の経営理念

小川 実は社員からの要望もあって、昨年から「社長塾」というのを月1回開催しているんです。これは私が何を考え会社経営を行なっているかということを社員に共有してもらい私と同じベクトルを向いて業務に当たってもらうということを目的としてます。昨年の7月に社員が一丸となって頑張って行けるように経営理念を変更してそれから社長塾を始めたんですが今日がその日で今回で10回目になります。この経営理念は自筆のものを全員に渡しています。

社長塾ではどのようなお話をされるのでしょうか?

小川 社長に就任当時、受注も少なかったので家内と一緒に手書きで請求書を書いていたというような話や、普段思っていることを話しています。例えば夢についてとか・・・。昔、私の娘が七夕の短冊を学校でもらってきて私にも夢を書くようにと渡してくれたんです。そこで思いついたのが「黄色いフェラーリに乗りたい」ということ(笑)。夢というのは私にとっては叶えられない、はかないものという考えがあって、そう書いたんです。そのことを話すと社員がみんな食い入るように聞いてくれて今でも覚えていると言ってくれています。社員には少しでも私の考えをわかってもらえたらありがたいと思っています。

社長のご家族との心あたたまるエピソードが印象に残ったのかもしれませんね。

小川 余談ですが、私の趣味はゴルフの他はピアノなんです(笑)。娘が小さい頃は一緒に発表会に出たり子供と一緒に弾き語りをしたこともあります。今はゴルフのやりすぎで指に筋肉がついたのかキーを押しづらくなって上手く弾けなくなりましたが・・・(笑)。

周りの方を大切にされている社長だからこそ皆さんがついてきてくれるのですね。

ゴルフライフについて

それではここからは小川社長のゴルフライフについてお伺いしたいと思います。ゴルフを始められたのはいつ頃だったのでしょうか?

小川 30歳くらいです。仕事関連でゴルフコンペがあって必要にかられてというのがきっかけです。

始められていかがだったでしょうか?

小川 止まっているボールを打つだけなのになんでこんなに難しいのかなと思いました(笑)。私はスポーツに関しては小学校の頃から競泳や水球をやっていて体力や運動神経には自信があったのですが・・・。

現在はどのような方と行かれますか?

小川 友人とか仕事関係の方が多いですね。また6〜7年前にメイプルヒルズゴルフ倶楽部の会員になって月例などにも参加するようになり、それから一生懸命練習するようになりました(笑)。メンバーの皆さんが月例に優勝してトロフィーをもらっているのを見て「あれ、ほしいな」と思ったんです。

それでどんどん腕前をあげられていった・・・。

小川 最初にいただいたハンデが21だったんですがそれが19まで減った頃に初めて月例で優勝し、念願のトロフィーをいただきました(笑)。今でも記念に置いていますが2013年3月、今からちょうど6年前ですね。1回勝つとますます面白くなって根を詰めて練習へ行くようになり、その半年後にはハンデが16になりその半年後には13になって、月例のAクラスへ出場できるようになりました。それとともに理事長杯とか倶楽部選手権にも出られるようになりました。
でもそれまでレギュラーティーから打っていたのがAクラスになるとフルバックからのティーショットになってなかなか勝てなくなりました(笑)。

ゴルフコンペにて

景色が違いますものね。でもその上達ぶりでは一桁ハンデも夢ではないですね(笑)。

小川 知り合いに「年間100回くらい行くともっとうまくなるぞ」と言われて、100回行こうと意気込んだのですが、仕事も忙しくて行けそうにありません(笑)。

どのくらいのペースでラウンドされておられるのでしょうか?

小川 多くて年間80回くらいでしょうか?

ベストスコアはどのくらいでしょうか?

小川 80です。79がなかなか出ない(笑)。

ホールインワンのご経験はおありですか?

小川 残念ながらありません。やってみたいですね。ボールがカップにかかっていたというのはあるんですけれど(笑)。

ゴルフというものはなかなか難しいですね(笑)。

小川 あとこのパットが入ったら70台なのに・・・とかありますね。理事長杯でも一次予選は通っても二次予選で2点足らずに敗退とか悔しいですよね。倶楽部選手権で予選を通ったものの決勝の一回戦、14ホール目で勝負がついて自宅へ帰ったら午前11時ということもありました(笑)。家内に「ゴルフ行ってたのと違うの?」と言われました(笑)。

でも反面良いこともあるのではないでしょうか?

小川 友達が増えたことがよかったですね。一日一緒に回ってお風呂に入り、車を置いて飲みに行こうかということになればいっぺんに仲良くなれます。ラウンドしていたらお互い性格もわかりますし、気が合えばすぐに親しくなれるのでどんどん友達が増えるんです。

社長はオープンマインドな方とお見受けしますのでどなたにも好かれるのでしょうね。

小川 年間100回ラウンドを目標としていますので、基本的に誘われたら行くことにしています(笑)。それにつれて本当にここ5年くらいでゴルフの魅力というか面白さがわかるようになりました。

具体的にゴルフの魅力をお聞かせください。

小川 爽快感とか、心地よい緊張感でしょうか。普段はあまり緊張しないのですが、大きな大会になると緊張するのがわかります。でも、なんでその緊張感が好きなのかなと思ったら、かつて競泳をしていた頃、競技会に出て「優勝してやろう」と気合が入ると頭のてっぺんがピリピリと緊張していた、あの感覚に似ているんだなと気づいたんです。

ここぞという時には気合が入られるタイプなんですね。メイプルヒルズGCでも競技会によく参加されているとのことですがメイプルのよさをお聞かせください。

小川 会員権を持っている友人とどこのクラブがいいかという話になった時に、メイプルはメンバーシップがきっちりしていて素晴らしいという声をよく聞きます。それは私も感じていて、入会すると会員の顔写真をフロントスタッフやキャディさんなどに配っておられるようで、行くとすぐに名前を呼んでもらえるんです。そういうところは徹底していて素晴らしいなと思います。

メイプルヒルズGC以外で印象に残っているゴルフ場をお聞かせください。

小川 タイのアルパイン・ゴルフクラブです。コースコンディションも素晴らしいし、ロッカーもすごく高級感がある。コースへ出るとキャディさんの対応も良いし、コースの戦略性や設計がすごく難しくておもしろい。何とも言えない魅力があって感動します。毎年6月には仲間と必ず行っていて、来月も行きます。3泊5日でアルパインの他、ニカンティ・ゴルフクラブ、ザ・ロイヤルジェムス・ゴルフシティでラウンドしてきます。ロイヤルジェムスはライセンス契約をしてマスターズが行われるオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブのバックナインをフルコピーで作ってあるので、オーガスタへ行かなくてもマスターズの臨場感が味わえます。

タイのゴルフ場にて

国内でお好きなゴルフ場はありますか?

小川 メイプルヒルズGC以外でしたら、琵琶湖カントリー倶楽部や信楽カントリー倶楽部が好きです。信楽CCはマスターズ期間中に、トーナメント仕様にメンテナンスされた超高速グリーンが体感できるような企画もあって楽しいですよ。

最後になりましたが、今後の目標や座右の銘があればお聞かせください。

小川 座右の銘はシンプルですが「一生懸命」です。仕事では社員に真剣に向き合って彼らの可能性を引き出して業績も伸ばしていきたい。私は毎年社員と年棒について個人面談をしています。そこで話したことを全部メモしているんですが、一緒に私自身の目標とか会社の売り上げや利益目標も書いていて、その最後に「今年は絶対ホールインワンをする」と書くんです。でも今だに達成されていないので一生懸命練習して、ホールインワンを経験したいですね(笑)。

ぜひ達成してください。本日はありがとうございました。

小川自動車工業株式会社
https://www.ogawa-auto.net/
代表取締役社長 小川 二三夫さん

Profile
京都市西京区在住
1967年6月27日生まれ(満52歳)
●ゴルフ歴  約20年
●所属コース メイプルヒルズゴルフ倶楽部
●ハンデ   13(メイプルヒルズゴルフ倶楽部)

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