ゴルフルールQ&A

NICE ON 1月号【Vol. 435】

ゴルフを楽しむには、仲間との語らいや、素晴らしいコースとの出会いなどがありますが、ゴルフのルールをしっかりと理解しておくことが必要です。

参考:一般社団法人 日本ゴルフトーナメント振興協会「ゴルフルール早わかり集」より


◆ドロップ

ドロップする人と方法

規則に基づいて球をドロップする方法と、ドロップできる人について教えて下さい。

ドロップする場合は、膝の高さからドロップする事になります(2019年度新ルール)。ドロップはプレーヤー自身が行わなければなりません。

誤った方法でドロップした

ドロップする時に規定の高さより高い所からドロップしました。この場合、罰を受けますか?

誤った方法でドロップしたり、規則で認められない人がドロップしてもストロークする前であれば罰なしに訂正することができます。訂正せずにストロークした場合は1打の罰を受けます。

ドロップした球が携帯品に当たる

ドロップしたら、地面においてあった自分のクラブに当たってしまいました。この場合、罰を受けますか?

ドロップした球がプレーヤーの携帯品に当たっても罰はなく、再ドロップしなければなりません。再ドロップした球がまた携帯品に当たった場合は、さらにドロップしなければなりません。

ドロップした球がマークしてあったティーに寄りかかって止まった

ドロップした球が救済のニヤレスポイントをマークしているティーに寄りかかって止まりました。この場合、再ドロップしなければなりませんか?

球の位置やドロップする範囲をマークするために使用しているティーは携帯品ではないので、球は動かせる障害物に寄りかかって止まったことになります。したがって、再ドロップではなく、ティーを動かすことになります。ティーを動かした結果、球が動いた場合は罰なしにリプレースしなければなりません。

再ドロップしなければならない場所

ドロップした球を再ドロップしなければならない場合とは。

ドロップした球が次の場所に止まった場合には再ドロップしなければなりません。再ドロップしても下記の場所に球が止まった場合は再ドロップした際に球がコース上に落ちた箇所にその球をプレースしなければなりません。

① ハザード内に転がり込んで止まった場合
② ハザード内から転がり出てハザード外に止まった場合
③ パッティンググリーン上に転がり込んで止まった場合
④ アウトオブバウンズに転がり出て止まった場合
⑤ 動かせない障害物、異常なグラウンド状態、目的外グリーン、その他ローカルルールによって救済を受けた元の状態による障害がある場所に転がっていって止まった場合
⑥ 地面にくい込んでいる球を救済してドロップした結果、その穴に球が転がり戻って止まった場合
⑦ ドロップした際に球がコース上に最初に落ちた箇所から2クラブレングス以上転がって止まった場合
⑧ 元の位置から推定位置よりホールに近い所に転がって止まった場合
⑨ 救済のニヤレスポイントよりホールに近い所に止まった場合
⑩ ペナルティーエリア(ウォーターハザード)の限界を最後に横切った地点よりホールに近い所に転がって止まった場合

再ドロップしたらまた再ドロップの要件の場所に止まった場合

規則に基づいてドロップしたら、球がアウトオブバウンズで止まりました。そこで、再ドロップしたらまた球はアウトオブバウンズの中で止まりました。この場合、どのようにすればよいでしょうか?

再ドロップした球がまた再ドロップを要する所に止まった場合は、罰なしに、2度目にドロップしたときに球がコース上に落ちた箇所にその球をプレースしなければなりません。

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